今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業から、BMWの2シリーズ・グランツアラーです。
このお車は2シリーズのアクティブツアラーの全長を伸ばして、3列シートにしたモデルです。
全車異形パネルのナビオーディオ付のお車で、今回はベーシックパッケージの取付と、プラスして追加の施工を行いました。
入庫した時は出過ぎ気味の低音を抑えて、高音を上げていましたが、それでもかったるいぐらいの音で、BMWの高性能なイメージとはかけ離れた音質でした。
スピーカー位置はドアの上部の前方にスコーカーと・・
全席左右下に薄型のウーファーが付いているフロント2WAY構成です。
ベーシックパッケージではダッシュ上にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて・・
ドアの内貼りを外して、純正のスコーカーを交換します。
普通はベーシックパッケージはドアスピーカーは純正をそのまま使用しますが、BMWの96000円の物はドアスピーカーの交換まで含んでいるので、他の車種よりも高額になっています」。
インナーバッフルを製作して、上半分に金属シートで扇方のレインガードを作って、JBLのGX302のツイーター配線をカットしてスコーカー化した物を取り付けました。
ここの部分は自分の3シリーズと同じスピーカーで、今発売されているスピーカーをあれこれと交換して聴き比べた結果、何故か一番安いこのモデルがしっくり来るので、これが推奨モデルとなっています。
逆に高いモデルはいくらでもあって、口径が付くギリギリの大きさの物はグリルの径の方が小さくなって、端の方から発せられる音に跳ね返りが出るためにしっくりと来ず、そのためわざわざ口径を小さくして、跳ね返りを無くしています。
フロントの合計6個のスピーカーの音域のコントロールはグローブボックス下のピュアコンで行って、ここまでがBMW用のベーシックパッケージの取付です。
そして次にオプションの作業の説明に入って、シート下に入っている薄型のウーファーを交換して、低音にもっとハリや重みを持たせます。
BMWは車種やグレードによって床下の状態が違うために、全てに同じウーファーは使えませんが、グランドツアラーは床下に余裕があるために、JBLのP660のウーファーを取り付ける事が出来ました。
自分の3シリーズは床下に余裕が無かったためにGTO609のウーファーを使用しています。
スピーカーを交換して、グリルを取り付けて完成です。
他にはドア内の防振も行っていて・・
元々広い範囲にマットが貼ってあって音の響きは抑えてありますが、何も貼ってない部分に防振メタルを貼って、マットでは取りきれない高い周波数の響きを抑える様にしました。
全ての取付作業が終わったら音を鳴らして、オプションを含んだ状態でのピュアコンのマッチングを取ります。
いくつものブラックボックスとコイルを交換して、一番音が生演奏に近いポイントを探します。
このBMWの純正オーディオはかったるい部分ときつい音域が混在していて、ツイーターとスコーカーをクロスさせる部分の周波数をちょうどきつい音の部分に落とし込んで、それで全体のバラスを取るという手法を取ったためにかなりの数の組み合わせを変えて、スムーズに音が鳴るポイントを探りました。
またBMWのBMWと同じスコーカーを使っているので同じ様な鳴り方になるかというと・・
現行の3シリーズにはスコーカーの前にハンドルグリップがあり、これがあるかないかでネットワークのコイルの値が全く変わってしまいます。
一般的なマウントが合えばBMW専用というトレードインタイプと違って、ピュアコンを使ったベーシックパッケージとオプションは、その年式のそのグレードにピッタリとマッチングさせる部分で音に差を付けています。
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Posted at
2017/01/07 09:11:37