今日ご紹介する1台は、本日の宇部店の完成車からトヨタのクラウンです。
何故か今日の宇部店のピットは白い車ばかり3台入庫していて、これまで黒が3台とかシルバーが3台とか、不思議と同じ色が並ぶ事があります。
クラウンのシステムはトヨタ純正のマルチビジョンシステムにベーシックパッケージの取り付けを以前行っていて・・
ドアには片ドア3面のフル防振の作業を行っておりました。
今回は2度目の入庫で何も防振していなかったリアドアに、外板裏のベーシック防振と、内張り裏のセメントコーティングを行なって静粛性を上げる作業を行いました。
210系のクラウンは以前自社でデモカーを持っていて、ドアの響きは調べてあるので、手順書に基づいて社業を進めていたら・・
工場で取り付けている防振材の位置が20センチも移動していて、本来ピュアディオが調査して一番響くとしている部分に移動していました。
そこで再び響きを調査して、純正の防振マットの両脇に四角と丸の共振点の違うマットを貼って、丸のマットの横に防振メタルを貼って、ドアの中央部分の響きを抑えました。
上の方を見るとこれまでは防振マットが貼ってなかった部分に6角形のマットが貼ってあって、ここは手順書で丸のマットを貼る場所だったので、トヨタもマイナーチェンジで一番響く部分に対策したみたいです。
あまりにこちらの手順書の位置にメーカーがマットを貼って来るので、マイナー前の時点でマイナー後以上の静粛性をあらかじめベーシック防振で防いでいるので、「ピュアディオのツボ探しもなかなかのものだ。」と、嬉しくなりました。
上の防振材の横には長方形のマットと、防振メタルを貼って響きを抑えて、実際には写っていない部分にこの倍の材料を使ってドア全体の響きを抑えています。
次に外した内張りの吸音フェルトを一度外して、下処理を行なってセメントコーティングを行ないます。
前日の夕方に塗り込んで、一晩かけて乾燥させます。
青っぽいコーティング材は乾燥すると茶色ぽくなって、カリッと固くなって音と熱を伝わり難くします。
フェルトだけではあまり効かないのが、セメントコーティングとの相乗効果でかなり静かになります。
今回は自社で買ったクラウンと防振材の位置と量が変わっていたので、実際に走行テストを行ってどれだけ減衰しているか調べました。
後部座席で坂口君がマイクをドアに向けて測定しています。
走行テストの後に水をかけて雨漏りテストを行って、それにパスしたら納車の準備です。
店の裏から前にクラウンを移動して、お客様が取りに来られるの待っています。
クラウンのデモカーは手放して1年が経過しましたが、実際に買って日常の生活で使ったからこそ分かるノウハウがあり、こちらが探ったツボにメーカーが改良していたので、全ての車種は買えないにしても、ある程度の台数は乗って体感しないといけないな、と思った作業でした。
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