今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の作業からアウディA3です。
航空写真で地図の表示が出る、異形パネルの専用ナビオーディオ付のお車に、ベーシックパッケージの取付けとドア防振の施工を行いました。
ドアスピーカーは表から見るとゴルフ7と共通みたいですが・・
中を開けたら20センチサイズのパサートと同じサイズの物が付いていました。
内張りには吸音フェルトが貼ってあり、静粛性アップを図っていますが、このフェルトでは取れない周波数があるのと、スピーカーの音が小気味良くないので、内貼り裏にセメントコーティングを行いました。
プラスチックに下処理を行い、手作業で厚い薄いをランダムに作ってドアの重量が増えない割に振動が消える様にします。
塗り始めは青みがかった表面も、乾燥が進むと段々茶色がかって来ます。
この色が変わるという部分も音質が良くなる秘訣です。
ドアの外板裏にはベーシック防振の施工も行っているので、外からのロードノイズの進入をセメントコーティングとで二重に防いでいます。
もちろん防振は音質アップが主な目的で、副産物的に静粛性アップと断熱性アップの効果が得られています。
次にグローブボックスを開けて、プレイヤー部の後ろに付いているアンプから音信号を取り出します。
取り出した信号はその下に取付けるピュアコンに送って、現行のA3用のピュアコンを通して、純正ドアスピーカーと後つけツイーターに分配します。
ここの仕様は以前に同じ型式のA3で時間をかけて開発を行っているので、効果は実証済のユニットです。
純正ツイーターの位置は指向性の美味しいゾーンから横にそれていて、ダッシュにスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取付ました。
最後にスピーカーのエージングを行った後に、アウディのサウンド調整機能をわずかに動かして、A3の作業は終了しました。
2日というわずかな時間のお預り期間で最高の効果を得るために、以前に作業を行ったA3の内容をそのままに作業を行いましたが、前回のお客様が「もっとも費用対効果が高い内容で・・」というご希望があって、約1週間で調査と作業を行っていたので、仕上がりにはかなり自信がありました。
3店舗のグループで情報を共有しているからこそ出来る純正システムを有効に活かしたシステムで、A3は見違える音になって出庫されました。
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Posted at
2017/10/21 11:29:34