今日ご紹介するのは昨日の福岡店の完成車から、トヨタのヴォクシーです。
アルパインのビッグⅩとトレードインスピーカーを装着した状態で入庫となって、フロントスピーカーの取り付けと、ドア防振の施工を行ないました。
フロントドアにはアルパイン製の17センチミッドと、ダッシュにスコーカーとツイーターのトレードインスピーカーが付いていて、純正から交換してもあまり良くなった気がしないという事で交換する事になりました。
ダッシュのパネル一体型のスコーカー・ツイーターはプラスチックの質感は純正のパネルよりも悪く、たわみが無い様な気がしました。
付属のスピーカーコードも貧弱なので、ピラー根元までピュアディオブランドのPSTケーブルをひいて来ました。
サイドパネルを純正の物に戻して、ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けました。
もう一度アルパインのトレードインの状態を見ると、見た目的にはこちらの方が絶対良い音が出そうですが、そうではないから交換する事になったのです。
次にドアの17センチスピーカーを取り外して、外板裏とサービスホールに防振施工を行ないました。
外した内張りには下処理を行なった後にセメントコーティングを行ないます。
最初は青みがかったセメント部分も乾燥すると茶色になって来て、完全に青みが無くなったら完了です。
この時点では部分的に青みが残っていて、この青みがかった部分が茶色ぽくなる変化が音質アップや静粛性アップの根源で、何故色の変化が影響するかというのは非公開にしています。
ドアの防振作業が終わったらドアにPSTケーブルを通して、インナーバッフルを製作してピュアディオブランドのZSP-LTD15を取り付けました。
アウター取り付けではありますが、アウトランダーがZSP-LTD15が付いているので、入庫前に一度音を聴いて頂いて、音色が元音に近いというのを確認していただいた後に作業にかかりました。
全ての結線が終わって音が出る様になったら、平均的なピュアコンの値を入れて音を鳴らして、それからコイルの巻き数などの微調整を行ないました。
ヴォクシーは一般的な車よりは下の方にスピーカーグリルが付いていて、いつもよりはコイルの巻き数を少なめにして、ドアからの中高音を出し気味にしてリスナーへ届いた時にちょうど良い状態に合わせました。
コイルのマッチングが合った後にイコライザーを微調整して、音が整ったら納車の準備です。
お客様はデモカーの試聴とご自分のお車の完成時の試聴をDEENさんの楽曲で行なわれて、これまでボーカルの池森さんとは30回ぐらいお会いしていて、先月ピュアディオのラジオ番組『音解』に出演して頂いたばかりなので、収録の時に福岡でお会いしています。
歌っている本人に会って生の声を聞いて調整というのはかなり贅沢というか、反則と言っていいぐらいの音調整です。
ヴォクシーのお客様は連休を利用して長崎県からお越し頂いていて、片道3時間半かけて来店して頂きました。
これまでの音とは全く変わって、プロのスタジオ的なサウンドに変わって、音の仕上がりにはとても満足して頂きました。
遠方よりのご来店ありがとうございました。
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Posted at
2017/11/06 12:25:52