今日ご紹介する1台は、昨日に引き続いて宇部店からレクサスのRCです。
専用のナビオーディオと車両の多チャンネルアンプを活かした音質アップの続きです。
かなり横に長いドアは残響が多く、お客様が好きなEDMを再生するにはレスポンスが悪すぎます。
ドアの内張を外して、外板の響きを確かめて、防振マットと防振メタルを貼り合わせます。
今回は工場装着のマットは1枚も無くて、マットとメタルを方ドアに合計8枚貼り付けるベーシック防振の施工を行いました。
外した内張は一度吸音フェルトを外して、セメントコーティングを行ってからドアに組み付けます。
ダッシュの純正スピーカーはピュアコンを通して中音のみ再生に設定して、高音域はピュアディオブランドのATX-30で再生します。
ピュアコンは純正のプレミアムサウンドに合わせてグレードの高いRRタイプを使用して、中音の上限周波数を決めるコイルは一から手巻きした物を使用しています。
システム構成は先日取り付けたレクサスRXと同じですが、スピーカーのレイアウトが違うために、一度RXで使用した物と同じ値を入れましたが、条件の違いを考慮して巻き数を変えて、ツイーターのレンジ幅もRC独自の値を選んでいます。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、純正オーディオの調整機能で音調整を行います。
まずはサラウンドを入れるか入れないかを選んで、やはりレクサスは入れた方がバランスが良い場合が多いですね。
普通は入れな方が良いんですけどね。
お客様はEDMを聴かれる事が多く、1980年代のディスコのフロアーみたいな音が好みだそうで、中高音フラットで低音を1クリック上げてみたのですが、低音の量が増えても80年代のディスコとは違って低音にキレがなく・・
一度ドアの内張を外して、ベーシック防振の貼りの枚数を増やす事にしました。
SSFのオプションの費用が見積には入っていましたが、電気的制御するよりも直接響きを抑えた方が良いと判断して、トータル金額が同じでも効果の高い方に予算を使う事にしました。
EDMを再生して、外から響きの大きい所を探して、内側にマットを2枚とメタルを2枚を追加しました。
これが貼れば良いというものではなくて、うちのNV200に通常の倍のマットとメタルを貼ったら、逆に音が詰まって聴こえて、貼りは多すぎるぐらいならまだ少ない方が良くて、目利きで多過ぎず少な過ぎずの絶妙な貼り方を行いました。
すると横長のドアの普通では起こらない残響が見事に消えて、ドアの外にも内にも付帯する響きが消えて、EDMの低音がスパッとキレが良くて、まるで80年代のディスコフロアー的な鳴り方になり、3トーンの低音も上げない方がバランスが良くなりました。
レクサスRCの取付は今回が初めてで、一度鳴ってから内張りの付け外しを行いましたが、今回でノウハウを習得したので、次はもっと短時間で同じ音にたどり着けます。
追伸
先ほどRCを納車させて頂きましたが、音の出来にお客様は「素晴らしい!」と、拍手をして頂きました。
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