今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業から、ホンダのS660です。
インパネに組み込みの専用オーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージを行いました。
これまでのS660ではホンダ純正の16センチスピーカーを使ったベーシックパッケージと・・
ピュアディオブランドのZSP-MIDを装着したものと2通りのパターンはデーターが取れていました。
今回はホンダオプションの2WAYスピーカーが取り付けてあり、これをベースに新たにパッケージの開発を行いました。
ドアのツイーターはリスナーに近くて、向きも指向性の良いゾーンからそれており、純正位置は鳴らさない様にして、ダッシュにスタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けました。
このツイーターの内側にシフトした角度は、近い方のツイーターはドーム構造で広がった外側の弱い成分を受けて、遠い方のツイーターはドームの中心の強い成分を受けて、運転席でも助手席でも、だいたい同じ様に音を聴く事が出来る様にしてあります。
ただし、ハンドルやメーターパネルがあり、左右完全に同じとは言えませんが、ハンドルとメーターパネルは考慮してピュアコンの値は決めています。
グローブボックス下に取り付けたピュアコンは通常のベーシックパッケージとは別な値になっていて、2WAYのミッド部分は純正16センチよりも上限周波数の伸びが悪く、コイルの巻き数は少なめにしました。
それに合わせてブラックボックス内のツイーターの周波数幅とツイーターレベルもオプション仕様に値を探り出して、完全にワンオフの状態で値を作りました。
もちろん白い特注のボビンに巻いたコイルは輸入物の上質な銅線を一から手作業で巻き上げてあります。
最後の音調整はメーター内に表示されるオーディオ部分で行い、スマートフォンとFMラジオで音を合わせました。
入庫時はバスとトレブルは最大の6に上がっていましたが、どちらもセンターのゼロに合わせて、滑らかな音で音楽を聴ける様にセッティングしてあります。
S660のお客様はFM福岡で放送されていた『サウンドピュアディオプレゼンツ 音解(オトトキ)』を聴かれて当店を知って頂いたそうで、ノーマルの音が悪いからとオプションでバージョンアップしてもほとんど音は変わらなかったという事で、ベーシックの取り付けを依頼されました。
サウンドピュアディオの音造りはFMのラジオ番組の制作を通じて、演奏者やボーカリストの生音・生声を知って、音楽を作る方が「この音で聴いて欲しい!」という音色を、出来るだけ低価格で提供するという事を目標としています。
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Posted at
2020/10/17 10:27:23