今日ご紹介する1台は、現在の福岡店の作業から、フォルクスワーゲンのゴルフⅦです。
こちらのお車はゴルフⅦでもディナウディオのプレミアムサウンド仕様で、ディナのマークの付いたツイーターグリルと、ラゲッジ下に付いているサブウーファーが他のゴルフと違う所です。
見えない部分では専用の車両アンプと、ドア内はセンターコーンがかなり大きいディナ独特のミッドバスが付いています。
今回の作業ではダッシュにATX-30を付けるベーシックパッケージと、ドア内のベーシック防振の、Wパッケージの施工を行いました。
ドア内は通常のゴルフⅦとは違う場所に違う材質の防振がしてあって、これまでの防振のデーターとドアの響きが違うので、新たにデーターを取り直してから施工しました。
ドアの内張に付いているポケットは、この中で音が渦を巻く様な響きが残るので、この部分は他のゴルフⅦ同様に防振メタルを2枚貼りました。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、ディナウディオ仕様専用のサウンドキャラクターという調整機能を使って音調整を行います。
パネルの調整と同時にピュアコンの値も変えて音調整を行っていて、最初は4ピース構成で音を探っていたのですが、お客様からブラックボックスを4連にしてもいいと言われていたので、4連ボックスにして、6ピース構成で音の調整を行いました。
ブラックボックス4連にしても高音の量が増える訳ではありませんが、音の雑味が消えてスムーズになるのでその分ツイーターの周波数レンジを広げられて、よりクリアーなサウンドで鳴らせる様になりました。
ディナ仕様はサブウーファーが付いていて、低音が強めのために、スタジオレベルに合わせるために当初は中音と高音を1クリックづつ上げていましたが、よりスムーズに聴こえさせるために、サブウーファーとバスを1クリックづつ下げて、スタジオレベルの周波数配分にしました。
スタジオレベルといいながらも、今回のセッティングでは自分がこの曲を正確に聴きたいと思って、あれこれ努力して2回お会いした事があるボーカリストの方の楽曲がSDカードに録音してあって、生の声を1メートル以内の位置で聞いた時の事を思い出しながらセッティングを行いました。
以前にもディナ仕様のお車の作業の例はありましたが、微妙な部分で差異があったので、ワンオフ的に防振とピュアコンの数値合わせを行い、プレミアムサウンド車が本当の意味でのプレミアムサウンドに変わりました。
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Posted at
2020/12/26 10:34:15