今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業の続きで、日産のノート・オーラNISMOです。
日産純正のディスプレイオーディオ付きのお車に、以前のお車でお使いだったベーシックパッケージの移設と、フロントドア3層のフル防振と、フロントドアスピーカーの交換の作業の完結編です。
フロント4方向にピュアディオブランドのPSTケーブルをはわせて、ダッシュの上にはスタンドを使ってピュアディオブランドのATXー25を取り付けています。
ツイーター自体は前のお車からの移設ですが、適切な仰角が変わっているので後ろのスタンドは交換しています。
ドアスピーカーはインナー取り付けて、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を新たに購入されて取り付けて、以前のお車はドアスピーカーは純正のままお使いだったので、自分は勝手にJBLの16・5センチが付いているだろうと思って来たら、グリルの隙間から黄色いコーンが見えたので驚きました。
ZSPのZはABCは最後がZで、カー用としてスタジオ用スピーカーの音色に近づけるにはこれが限界の最後のZという意味で、お客様は初めてのミッドスピーカーの交換でもZSPを買っておけばもう買い替える必要は無いという事で今回選ばれたそうです。
ただこれまで新型ノート・オーラ系ではドアスピーカーがノーマルしか使用した事がなくて、そこにいきなりのZSPとあって、ピュアコンの選択はかかり難を極めて、合計10ピース構成のフルバージョンで、一部のユニットはワンオフでこれまで無かった値を作らないとマッチングが取れませんでした。
ノート・オーラ系の標準オーディオはドアのフルレンジスピーカーでリスナー位置でほぼフラットな特性で音が聴こえる様にしてあるために、そこに違うスピーカーを付けると耳をつんざくような高音が出てしまいます。
現在のベーシックパッケージ用のピュアコンでは最も値の小さい168-155という値を入れたのですが、レンジは狭くなっても違和感があって・・
前の数字を1プラスで、後ろの数字をマイナス2に下だけで驚くほど音に艶が出て、「たったこれだけの数字の差でこれだけ!」という変わり方で、実際には周波数レンジはほぼ変わらず、前後の数字をわずかに変えた事でインピーダンスが変わって、3桁目は普通は誤差として処理される部分でこれだけ音の表現が変わるとは、純正オーディオの変わり方には社外製品の後付けを許さないという意気込みさえ感じます。
ブラックボックスは4連なのでサブのボックスの値も変えて、コイルはZSP-LTD15用でもインナー用の値はグルルが荒くて音の抜けが良すぎて使えないので、アウター用とインナー用の中間の値を作って対応しました。
当初の予定よりもかなり時間がかかって、新型ノート・オーラ系のZSP用のピュアコンは完成して、サウンド設定は大きく動かすと音色がよじれてしまうので最低限の操作でフラットになる様に努力しました。
リアのドアスピーカーは音に膨らみを持たせるために若干鳴らして・・
DEENのボーカル池森秀一の声が最も本人の声らしく聴こえるセッティングで調整を終了しました。
池森さんとはもう40回近くお会いしているので、本人の声は頭に焼き付いていて、逆にシステムの音色が合っていないとかなり違和感を感じます。
かなり苦労をしてオーラNISMOが仕上がって一安心して今ブログを書いているところでしたが、そういえば今日は長崎県から池森さんのファンの方が来店されて、当日入庫の当日出庫なので、今からプレッシャーを感じているのでした。
追伸
今回ディスプレイオーディオを外しての作業を行いましたが、それと同時にテレビキットも一緒に取り付けました。
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Posted at
2021/11/27 10:11:18