今日ご紹介する1台は、昨日の宇部店の完成車から、トヨタの210系クラウンです。
2画面のマルチディスプレイシステムのお車に、ベーシックパッケージの取付と、前後のベーシック防振の施工と、前後のセメントコーティングの施工の5thパッケージの作業を行いました。
これまでベーシックパッケージにフロントドアの2層防振でトリプルパッケージと読んでいましたが、前後の2層防振で4つのオプションプラスのお車が増えて来たので、今日から5thパッケージと呼ぶことにしました。
まずはドアの内張と防水シートを外して、外板裏のベーシック防振にかかります。
防振のために一度取り外した純正の16センチスピーカーは、中音域の上の方から高音域をカットするコイルが付いていて、ここをバイパスしてフルレンジスピーカーに変えます。
実際には車室内に置くピュアコンのコイルで高音域をカットしますが、このコイルは巻き線が細いのと、フェライトで磁力を上げて少ない巻き数でインダクタンスを上げていて、スピーカーのマグネットに近い位置にあるので、ここをバイパスするだけでけっこう音のクオリティーが上がります。
210系のクラウンは以前デモカーを所有していた時期があり、時間をかけて開発を行っているので、かなりのノウハウの蓄積があります。
外板裏のベーシック防振では、当社が持っていた初期型と今回のモデルでは工場装着の防振材の質と数が違うために、響きを確認し直して防振マットと防振メタルを貼り合わせました。
外した内張には吸音フェルトが貼ってあり、この部分にロードノイズが入りやすいと見て取れますが、これは一度取り外して・・
表面とコーティング剤が染み込んではいけない場所をマスキングして・・
機械と手作業でツルツルのプラスチックに粗目を付けて、コーティング剤が剥がれない様にします。
さすがに5thパッケージだとかなりの時間を要して、後は後編でお届けしたいと思います。
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Posted at
2022/03/12 10:43:24