今朝のテレビで遊覧船の事故の報道をしていて、運行会社が業務無線でなくてアマチュア無線を使用していて、電波法違反という事が報じられていました。
アマチュア無線は趣味で交信の実験を行うための無線で、業務無縁とは違う周波数で、アマチュア無線は電波税や無線機本体にかかる認定料などが格段に安いので使ったのでしょう。
いざという時の非常通信用に会社の船にアマチュア無線機を積む事は違反にはなりませんが、仕事の連絡などの営利目的の使用は出来ません。
特に船舶は船舶専用の周波数があるので、船舶同士の交信が出来ないので、電波法違反以上にコストを下げるための人命軽視として問題でしょう。
そのアマチュア無線の会社のアンテナも雪で折れていて、自分の無線仲間がまだアマチュア無線を使っていた事が分かる前に「あのアンテナはダイヤモンドのX520だ。」と、折れたグラスファイバーのポールの中からはみ出したコイルを見ただけで分かった様です。
自分は「そういう風に見えただけじゃないの?」と言っていましたが、まさか本当にアマチュア無線用とは・・
そういえば総務省がこんなパンフレットを配布しています。
ここにもアマチュア無線は仕事に使ってはいけませんと書いてあります。
自分が毎週土曜日の夜に行っている、山陽小野田市の竜王山で行っているデジタル簡易無線の移動実験は、電波税も無線機の認定料も高いデジタル簡易無線なのでサウンドピュアディオのアメーバーブログで運用結果を掲載しても問題無く、これがアマチュア無線を使って同じ事を行ったらまずいでしょう。
目的の周波数に同調させるとか、何波長で同調させるとか、インピーダンスの整合性を良くするなど、結果的には桁を変えればオーディオに転用出来る技術なので、実は移動実験を始めてから音質が上がったとお客様から言われる事が多くなりました。
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Posted at
2022/05/12 19:25:38