8月13日は北九州市と下関市の両方から花火を打ち上げるという、海峡第花火大会が行われます。
宇部市あたりからも見に行く人が多く、帰りは渋滞して11時過ぎて家に着いたという話を聞くぐらい大渋滞が起こっていました。
今年は何年ぶりかの開催で人が多いだろうからと、山陽小野田市の竜王山から花火の見物をする人が多くおられました。
ただ土曜日の夜は20時20分から自分達のチームがデジタル簡易無線の伝搬実験を行なっていて、宇部の花火大会の時は駐車枠をはみ出している車のオンパレードで中腹の駐車場で行なったら電波があまり届かず、小野田の花火大会の時は美祢市の桜山に移動して渋滞を避けました。
この写真で見てわかる様に明らかに駐車スペースでないロータリーの途中に車を止めているマナーの悪い車がいます。
でもそこまでしても見えるのはこの大きさで、これはけっこうズームで撮影しているので、肉眼では梅干しかそれよりも小さい花火しか見えません。
この日のデジタル簡易無線の伝搬実験はメンバー唯一の女性がオペレートするいう事で、17時前から駐車場の場所取りをしてもらっていて、18時からは2台の駐車スペースを確保して、自分がNV200で着いたときにはアンテナを立てれば運用出来る様になっていました。
いつもはアウディQ5を使うのですが、この日は何人か車内に乗り込むので密集を避けてNV200にしたのですが、アルインコのセパレート式の無線機が常設してあるのは良かったのですが、マニュアルエアコンが除湿機能がアウディのオートエアコンに比べたらかなり弱く、太いケーブルを中に引き込むのに少しスライドドアを開けていたので、かなりガラスがベタベタしていました。
その日は高校生が見学に来ていて、けっきょくお父さんの車の中で聞かれていたので、N V200でなくてもよかったのですが、車のクラスの違いってこういう事なんだなと体感しました。
自分達の伝搬実験は趣味といえば趣味なのですが、山の上から電波を出して、ひょっとしたらこことここは交信出来るのでは?と、参加者と参加者にチェレンジしてもらう時間を設けていて、災害時に通信網が途絶えた時の『この設備だとどこからどこまで電波が届く』を知るための実験で、設備をグレードアップした時の参考にもなり、しかもデジタル簡易無線は資格が無くても届出して電波使用料を国に払えば誰でも使えるというのがメリットで、災害が起きやすい日本だからこそ普及させたい通信手段です。
ただその通信手段もどうやって運用するかというのが分からない人がほとんどで、1台買った人が不特定多数の人と交信出来るという通信網を構築するというのが自分達『山口県西DCR』のメンバーです。
もう一つの目的は電波に興味を持った学生の支援を行うというのがあり、一人で趣味用にトランシーバーを買ってみたものの、ネットで見た様な交信相手がおらずやめたり、C Qという『誰か交信して下さい』という呼び出しを15チャンネルで行なったら、15チャンネルを業務使用している人から「うるさい!」と言われて、「すみません。」と謝って2度と出て来ないという事もあって、呼び出しの15チャンネルは不特定多数との呼び出しを行うチャンネルなので、業務使用する人に対して大人が警告を行うのと、呼び出し15チャンネルを使う人がいないから使っても問題無いが習慣化する事を防ぐための運用を行なって、電波少年から未来の優れた技術者が生まれる様な電子立国日本ともう一度言われる様にしたいという、そんな気持ちで伝搬実験を行なっています。
これは2週間前の運用の時の写真で、高校3年生の無線家が司会進行の体験をしているところです。
中学生で4級の試験に合格して、高校生になって3級・2級と上級試験に合格して、現在国の公認で200ワットの送信が出来る資格を保有していますが、あえて5ワットで資格がいらないデジタル簡易無線の運用も行なっています。
喋りも大人顔負けで、「よく井川さんの昔みたい。」と言われています。
そんな優れた技術者を育てるのが目的で、この無線の実験は運がいいと1箇所改善でメーターが2目盛上がり、ある限界点まで行くとメーター1目盛上げるのに2箇所・3箇所の改善を行なってやっと上がるという技術の積み重ねで、実は先に出ている女性はピュアディオの社員で、無線の実験からオーディオの改善部分の発見に繋げています。
「無線とオーディオは違うから。」と思う方もあるとでしょうが、無線とオーディオは周波数は1000倍の違いで、インピーダンスはたった10倍の違いなので、特にインピーダンスの改善はほぼ直結するぐらいの技術の向上につながっています。
どこのお店もインピーダンスが特殊な車にきちんと対応出来ないのに、ピュアディオだけが対応出来ているというのはそういう事です。
そんな実験を花火見物の人の中でメンバー交代で場所取りを行なって運用していたら、花火の終了と共に人はどっと減って・・
自分達以外は車が1台しか止まっていませんでした。
一組のカップルが夜景を見ていたので、じゃまをしない様に、21時を過ぎたらそっと撤収して帰りました。
ブログ一覧 |
ドライブ | イベント・キャンペーン
Posted at
2022/08/16 10:11:53