今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、ポルシェの911です。
物凄く綺麗な塗装の状態で、この車を見て「彼女のカレラの車だ!」と直ぐに分かりました。
純正のデッキをコンチネンタルのブルートゥース対応の懐かしく見えるが実は新しいモデルに交換して、フロントスピーカーの交換を行いました。
ドアスピーカーは今はかなり希少になったJBLの13センチミッドに交換して・・
ツイーターはピュアディオブランドのATX-25を使って中級クラスの2WAY的な鳴らし方で、更にレコーディングスタジオや放送局のスタジオ的な鳴らし方にします。
純正のリアスピーカーはエッジが破れていたので新品に交換して・・
純正だからエッジが破れた訳ではなく、フロントの後付けされたアルパインの16センチスピーカーもエッジが破れているので、永年変化ではどちらも同じでしょう。
ピュアコンは過去にこの型の911でJBLの13センチで出た値を入れてみて、それで聴いてみてもあまりパッとしない音がして、リアの純正スピーカーがやたら明るくて目立つ感じがしていました。
その理由は2つあって、同じJBLの13センチでも生産時期やモデル違いでボイスコイルが3種類あって、4Ωよりやや高い物と、4Ωほぼピッタリの物と、4Ωより低い物で、以前出した値は4Ωよりも低いモデルで出していて、今回は4Ωよりやや高い物なので、音が重く聴こえるのでピュアコンのコイルとコンデンサの比率を変えて、同じ周波数でツイーターとミッドをクロスしながらも、インピーダンスが理想の値に整合させるという手法を取ります。
2つ目の理由はリアのスピーカーを新品に換えていて、音が強くて音色が明るいために、フロントのやや重めのJBLスピーカーと上手くマッチングしません。
仮にフェダーで絞っても音色が明るいままレベルが下がるので、ここにアッテネーター回路を入れて、インピーダンスをフロントと音色が合うまで上昇させて、それで前後の音色とレベルがピッタリ合いました。
ピュアコンのパーツは他のJBLの13センチとATX-25との値から徐々に変えて行き、やっとピッタリ合う値に辿り着きました。
最初のピュアコンの写真と比べると明らかに外付けのコイルの巻き数が少なくなっていて、重みのある音からシュっとした切れのいい音に変えています。
普通だとスピーカーに付いて来るネットワークのコイルとコンデンサの値は変えられず、ツイーターのレベル調整の抵抗の切り替えのみで調整と言われていますが、同じ周波数をクロスさせてもインピーダンスの上下で音色をコントロールする方法はピュアディオ独自の手法で、この部分に魅力を感じておられるお客様は多くおられます。
オーディオはお金をかけないと良い音は出ないのではなく、量販店よりは高い金額にはなりますが、ユニットやケーブルを質の高い物を使って、後はセッティングに時間をかければ、素直な本来の音に近い良い音は再生出来ます。
後は演奏している方や、歌っている方に多くお会いする事によって、生音や生声を知る事により、何が本物かを知ってセッティングを行う事で、唯一無二のサウンドを表現しています。
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Posted at
2023/09/15 10:44:10