一昨日ラジオの話を書き込んだばかりですが、今日もまたラジオの話です。
ただ今日の話は自分が1リスナーとしての話で、今日のFMラジオはやたらと松田聖子さんの楽曲がかかっていて、よく聞いてみると昨日が松田聖子さんがデビューして45周年になるからだそうです。
ある番組では松田聖子さんの楽曲をかけた後に、尾崎亜美さんが松田聖子さんに楽曲提供した『天使のウインク』の話になって、その後に尾崎亜美さんの楽曲をかけるという流れになりました。
この流れを聞いて自分の頭の中は1985年にタイムスリップして、当時はまだFM山口が開局する数か月前で、毎日FM福岡の北九州市の皿倉山の電波を少しノイズが混じりながら聞いてBGMにして仕事をしていました。
それはある土曜日の午前の事で、当時はマツダ車とフォード車を販売する『オートラマ』というディーラーがあって、トーラスやプローブなどの完全なフォード車の他に、フェスティバやレーザーなどのマツダ製の車にフォードのエンブレムの付いている車を販売していて、代数的には一番フェスティバが売れていました。(フェスティバは後のデミオのクラス)
そのオートラマとFM福岡のスタジオとを電話で繋いでインタビューするという場面で、パーソナリティーがキャッチフレーズの『オートラマに愛に合いに来い』をもじって尾崎亜美さんのCMソングの『愛に恋 Love is Gonna Get You』の話にはって、「尾崎亜美さんは松田聖子さんの天使にウインクも作られて、昨日の夜の音楽番組で聖子さんが天使のウインクを歌われていました。」と話されたのですが、オートラマの方がその話題にかなり動揺されていたのが分かりました。
それは尾崎亜美さん作詞・作曲の天使のウインクはダイハツのシャレードのCMソングで、それを言ってしまえば同じコンパクトカークラスの他社の車をイメージさせる話になり、女性パーソナリティーはその事を知らなくても、オートラマのディーラーの方からしたらそれは最も言って欲しくなかったキーワードだからです。
なのに女性パーソナリティーはやたら松田聖子さんの話からそれず、オートラマのディーラーの方の焦り具合は聞いていてこちらの方がドキドキしていた事を思い出しました。
今日は松田聖子さんの『天使のウインク』の他に春の化粧品のキャンペーンソングの『ロックン・ルージュ』や他に聖子さんの歌い方が変わったと言われる『チェリー・ブラッサム』が流れていて、ちょうど今桜が咲き始めている時期に『チェリー・ブラッサム』を聴いて、何故か無意識に心がパーッ尖晴れたのを思い出しました。
自分がカーオーディオを始めて買った頃は『カーコンポーネント』略して『カーコンポ』の時代で、最初自分のお店を開店した時は『カーコンポ専門店 オーディオボックス』と名乗っていて、その前の趣味で自分でカーコンポを付けていた時は、お金が無いのでスピーカーとアンプとボリューム付きのFMチューナーを買って、ひらすらFM放送ばかりを聞いていた若者でした。
まだレンタルレコードも無い時代で、ミュージックカセットテープを買って聴くか、ホームオーディオを買って更にレコードを買って録音するかの、音楽を聴くのにかなりコストがかかる時代で、それでもFMを聴くのをパワーアンプと2WAYスピーカー前後2セットとチューナーでかなり贅沢なラジオの聞き方でした。
ラジオは会話を聞くのは聞くと書き、音楽の聴くのは聴くと書くので、ラジオを良い音で聴くためのシステムでした。
その時のシステムは今の自分のFMラジオに関わる人間になるという、そんな風になる第一歩だったんだろうな、と今しみじみと思いだしています。
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Posted at
2025/04/02 16:51:38