今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、フィアットのアバルト595です。
ビーストのプレミアムサウンド車に、ベーシックパッケージの取付と、ベーシック防振とセメントコーティングの施工のトリプルパッケージに加えて、ドアスピーカーの交換の作業を行いました。
ドアの内張りと防水シートを外したら何も貼っていない外板裏が見えて、ここに4種類の共振点の違う防振材を貼り合わせます。
外した内張はプラスチック部分がツルツルなので粗目を付ける下処理を行って・・
コーティング剤をランダムに厚い薄いを作りながら塗って、セメントコーティングを完了させました。
ドアにはインナーパネルを製作して、JBLのクラブ602CTPのミッドに交換しています。
ツイーターはAピラー根元の物は指向性の向きと磁力線の向きがまずいので使用せず、スタンドを使って適切な仰角・振り角を付けたピュアディオブランドのATXー25ツイーターで高音を拡散して鳴らしています。
ツイーターの質感以上にこの位置による音質面でのメリットが大きく、同じスピーカー、またはそれ以上の性能のツイーターを使っても向きと鉄による影響を考えたらこの位置は低コストで確実に良い音が再生出来ます。
ツイーターとミッドの音域幅とインピーダンスをコントロールするピュアコンはシート下に取り付けて、これまで普通の595のオーディオはかなりの台数の施工例があるのですが、ビーストのプレミアムサウンドは初めてだったので、全く違う値を時間をかけて探しました。
試聴して外したユニットはご覧の通りで、車両に付いている物を合わせるとブラックボックスが12種類で、コイルは5種類を聴き比べて最も生音・生声に近くなる組み合わせを選びました。
実際には12種類×5種類で60通りの組み合わせを試聴して選んでいます。
最後に純正のディスプレイオーディオのバス・ミッド・トレブルの3トーンを調整して、聴感上のフラットにレベルが合う様にセッティングしました。
この様に自動車メーカー純正のプレミアムサウンドシステムは、普通にフルレンジ信号が出ているオーディオに比べるとかなり手間がかかり、純正のネットワークの調整幅ではとても付いて行けず、逆にバランスが崩れて音が悪くなってしまいます。
ネットワークをブロック化して自由に調整出来るのと、何よりもデジタルプロセッサーでは絶対に調整出来ないインピーダンスを調整出来るのがピュアディオの強みです。
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Posted at
2025/07/28 10:18:16