今日は福岡店から現行のBMW3シリーズのスピーカー交換の作業のご紹介です。
純正の異形パネルのナビオーディオ付のお車なので、スピーカー周りに手を入れないと音質アップ出来ません。
まずはシート下の床に埋め込んである16センチウーファーを取り外してJBL製の
同じサイズのウーファーに交換します。
次にグリップの前にあるスコーカーも交換します。

このスコーカー位置は座席から見るとグリップにかぶって見えて、先代の3シリーズに比べたら音の調整で苦労する所です。
ただ現行の3シリーズはすでに先月入庫していて、その時に時間をかけてデーターを取っているから今回はスイスイとと思っていたのですが・・
実は前回はスポーツ仕様で、今回はラグジェアリー仕様のお車だったために、ラグジェアリーの方が座席が約2センチ厚くて、そのため前回のスペーサーサイズでは付きませんでした。
そこでとスタッフが気を利かせて2センチ下に落とし込んだスペーサーを作ったのですが・・
今度はエンクロージャー容量が減ってスポーツの時と比べたら音が詰まってしまって納車出来ません。
そんな事もあろうと事前に薄型ウーファーを使ったイースコーポレーションのBMW
用のセットを用意していたので、これを使って20センチの薄型ウーファーに交換しました。
そこにJBLのP560型ツイーターを使ったベーシックパッケージと合体させて、特別な一台となりました。
ただイースさんのキットとベーシックの合体は今までに何度も取り付けているものの、今回キットがフルモデルチェンジしていて全く前のデーターが使えません。
そのためピュアコンのパーツ選びは1からやり直さなければいけなくて、棚からどっさりコイルを持って来て何十回と組み合わせを変えました。
昨日の午後から始まって、「これ以上のくん組み合わせはない!」という所までたどり着いたのは今日の昼でした。
実際にはいいと思われる組み合わせが何個か見つかって、最後にはその中から最も生の音に近い組み合わせを選ぶという、まるでオーディションです。
そしてナビオーディオの音調整画面を出して調整ですが、輸入車はバス・トレブルとフェダー・バランスしかない車がほとんどなので、パーツの組み合わせでほぼ音を決めて、最後にすこしだけ微調というやり方で行かないといけません。
とんでもない時間がセッティングにかかりましたが、次に現行のBMW3シリーズが
入庫したら完璧なデーターがあるのでおそらく半分ぐらいの時間で同じ音を出せます。
そういう開発的な事をしているのが井川のメインの仕事です。
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Posted at
2013/06/29 13:43:37