今日は水曜日の福岡店の作業からトヨタのプリウスαのご紹介です。
その日はたまたま20系プリウスも入庫していてプリウスデイでした。
プリウスαはオーディオレス車にケンウッドの2DINナビとアルパインのトレードインスピーカーを装着した状態で入庫になりましたが、スピーカーの音が純正からあまり変わらないというか、部分的には純正より悪くなったという事で来店されました。
純正位置に専用の金具でセットしてあったツイーターを外して、純正位置のツイーターは元に戻して、その横に専用スタンドで角度を付けたJBLのP560のツイーターをセットしました。
こちらはアルパインのツイーター用の周波数レンジを決めるパーツですが、1・0と記されています。
実はプリウスαのこれと同じ部分の数値は4・7でかなりワイドレンジになります。
しかも最近トヨタがここのレンジを更に広くして6・8までアップしました。
その6・8の車に対して1・0の数値のレンジのツイーターを入れればそれはお客様は満足出来ないでしょう!
その足らない部分はドアからの中高音を増やして補うのですが、それでは足らずに
スポイルされた周波数が出来ていました。
がっちりしたインナーバッフルが取り付けてありましたが、ここは切れが良くなる周波数はここで足らない部分とは別の所なので役に立っていません。
しかもローエンドは明らかに純正の楕円スピーカーの方が出ています。
そこでここも純正に戻して、純正ドアスピーカー⇒純正スコーカー・ツイーター⇒
JBLツイーターと3WAYの構成にして大幅な音質改善を行いました。
その3WAY構成のスピーカーの音域分けを行うのがグローブボックス下に仕込んだピュアコンです。
その車種専用で、全てのスピーカーのハーモニーがピッタリ合う数値のパーツを装着します。
更にドアの外板裏には鉄板の振動を抑えて音質アップとロードノイズの進入を防ぐベーシックドア防振を行っています。
ドアの分解組み立て工賃を含んで25200円とリーズナブルな価格設定ですが、べーシックパッケージと同時施工だったのでドアのスピーカーの入れ替えの工賃も浮きました。
最後にイコライザー調整で細かく音を合わせて納車いたしました。
今回の取り付けでは、専用金具でスピーカーがピッタリフィットするから音がピッタリ合っているとは限らずに、逆に純正スピーカーよりも音が悪くなる周波数があって、それによってお客様が不満足になるという事が良く分かりました。
そういう事を防ぐために店頭の平面ディスプレイで試聴するのではなく、実車に装着された状態のスピーカーで試聴する事をお勧めします。
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Posted at
2013/08/02 11:10:26