3連休の中日の今日は福岡店から書き込んでいます。
現在の福岡店は2台のお客様のお車を作業しておりますが、その片隅で井川は代車兼デモカーのEKスポーツのスピーカーを交換してテストを行っています。
アメリカのインフィニティのスピーカーを取り付けていて、byハーマンと書いてあるのでJBLやマークレビンソンを作っているハーマングループの商品です。
昔はJBLがドームツイーターでインフィニティは平面のフィルムツイーターで差別化していたのですが、今度のスピーカーはJBLと同じドームツイーターです。
ただこのスピーカーは実質的にはJBLの508GTIの後継の価格帯で、なぜJBLブランドで発売しなかったのかと不満に思っています。
そしてもう一つの不満がインピーダンスが2オームで設計してあって、2オームで駆動出来る外部アンプでないナビオーディオの内蔵アンプのお客様には電流が倍流れて発熱するため販売する事が出来ないという事でした。
しかしお客様からは毎週の様に、「508の後継は発売されないのですか?」という質問を頂いています。
そこで、「ピュアコンを使ってインピーダンス変換を行って良い音を再生しながら発熱を抑えられないものか?」と昨日から福岡店のピットで2Ωユニットと格闘していました。
ドアに付けたミッドはどう見ても508GTIの流れでしょう。
音もほぼ同じですが、ややこちらの方が柔らかい感じがします。
ツイーターはシルバーのリングが以前限定発売したCATツイーターに似ていますが、完全な別物で、サイズはCATツイーターよりもP560よりもやや小さいサイズです。
グレード的にはP560より上で508GTIよりは下になります。
そして昨日から何度もピュアコンのパーツの組み合わせを変えて音を追い込んでいて、とうとう納得の行くレベルの自然な音色にたどり着きました。
ここまでは全く測定器は使わずに耳だけで音を追いかけていたのですが、音色が一番きれいな所でインピーダンスを測定したら・・
ビアのの調律の基準の441ヘルツで4・0Ωを示していました!
驚きです!
単純に耳だけで追いかけて、内蔵アンプの送り出しが4オームでそれを受けるスピーカー側がネットワークを間に入れて4Ωの所が一番良かったとは、某スポーツ選手の言葉ではありませんが自分で自分をほめてあげたいです。
そういえばインフィニティの前にEKスポーツでテストしていたJBLのGTOー529は3Ω設計ですが、ツイーター配線をカットしてミッド側の6デジベルのフィルターをカットして銀線でダイレクト化した製品は単体で3・551Ωでした。
元が3Ωですから0・55Ωインピーダンスがアップして内蔵アンプの発熱は少なくなるのですが・・
EKスポーツでテストしている時にある巻き数のコイルを入れた時に最も音が自然になっていました。
そのコイルを直列に入れてインピーダンスを測定したら何と4Ωちょっと示しました!
ここまで読んで、「どうせ測定器を見ながらインピーダンスが合うコイルを入れたんだろ。」と思った方もあるでしょう。
ピュアディオのコイルのストックの棚は数百種類の巻き数のコイルがあって、その中からとっかえひっかえして耳だけで音を追いかけて数値を決めて、最終的にインピーダンスを測ったらたまたま4Ω付近だっただけです。
新タイプのスピーカー2種類で同じ結果が出て、正直合わせた自分自身が驚いています。
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Posted at
2013/10/13 15:09:54