今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業からトヨタのカローラ・フィルダーです。
最近追加発売されたハイブリット車です。
サウンドピュアディオでは基本的に作業中バッテリーチャージを行い、フルチャージの状態で出庫していますが、フィルダーのハイブリットはアクアと同じ方式のためにリア右のドアからチャージを行わないといけません。
システムはトヨタ純正のデンソー製のマルチAVステーションにベーシックパッケージにベーシック防振、そしてドアスピーカーをJBLのP560に交換の3点をプラスです。
カローラフィルダーはベーシックパッケージのデーターが取れていますが、HV車との差が無いかを一度純正スピーカー+JBLツイーター+ピュアコンで鳴らして試聴しました。
試聴して普通のフィルダーの値から意図的にパーツの値を前後しましたが、ガソリン車のフィルダーの値が一番ピークなのでそのまま使用出来ます。
またドアのスピーカーグリルの形状はオーリスと似ていますが、向きが微妙に違うためにカローラの方が3マイクロヘンリー多い値が適正です。
今使っているコイルの径だと1周で2マイクロ増えるので、1周半減らした所がオーリスでピークの値になります。
これを車種ごとにストックしているので、ピュアディオのベーシックパッケージの車種別専用設計にウソはなく、またこのストックの仕方は今のところ業界では他に例はありません。
ベーシックパッケージの確認が終わったら次はドアを開けてベーシック防振の施行を行います。
フィルダーのドア内には一か所純正の防振材が貼ってあるのですが、普通はコストを抑えたい自動車メーカーが貼っているのですからここはかなり響くのでしょう。
これを残して防振材を貼るのか? それともここを剥がして防振材を貼るのか?
手で響きを確かめながらあれこれ考えた結果、ここが一番響く所なのでこれを残せは中途半端な減衰に頼らないといけないのはまずいと思い、剥がしてから減衰力の強い物をここに貼ってから他の部分の響きを確かめて施工する事にしました。
そしてドアを閉める前に純正スピーカーをJBLのP560に交換して音を鳴らしてピュアコンの値を探りました。
適正なパーツが見つかったら次はイコライザー調整です。
グラフィックではなく動かす所が4バンドあって、その周波数を前後して調整ポイントを探して、それからレベルを上下させるタイプのパナメトリック式です。
最近はこのイコライザー付のトヨタ車の入庫が多いので、操作にもだいぶん慣れて来ました。
お客様には音の仕上がりには大変満足して頂きました。
追伸 今回のカローラフィルダーHVはピラーにエアバックが付いている車だったので、これはピラー埋め込みでツイーターは付けられませんね。
加工すれば付くのは付きますが、車検が通らなくなります。
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Posted at
2013/11/02 14:33:24