今日ご紹介する1台は現在の福岡店のピットからトヨタの30系プリウスです。
トヨタ純正のナビゲーションを装着の状態で入庫となって、JBLツイーターに
ピュアコンをプラスするベーシックパッケージの取り付けを行いました。
トヨタ純正の縦に楕円の純正スピーカーはかなり低音が出ていて、安いパワード
のサブウーファーの必要がありません。
かりに付けたとしたら同じ周波数がダブってしまい、かえって音にしまりが無くなり
ます。
今回はベーシックパッケージにプラスしてドアの外板裏に防振マットと防振メタル
を貼り付ける『ベーシック防振』の施工も同時に行いました。
これでドアの余分な反響が無くなり、音もキリッと締まって来ます。
外からの騒音も減るので最近施工される方が増えています。
次にダッシュ上の中高音用の純正スピーカーの前にJBLツイーターを装着します。
純正スピーカーは中音専用として使用して、JBLツイーターは高音専用として、
更にドアスピーカーは低音専用のフロントスピーカーで3WAY構成に変えて
音質アップを図ります。
ただ3WAYにするのではなく、グローブボックス下のピュアコンで周波数特性と
インピーダンス特性をコントロールしてシンプルな構成で高音質を実現していま
す。
実は30系プリウスはマイナーチェンジでテールライトがカーブした様なデザインに
なってから純正スピーカーの特性が変わっています。
数字にすればピュアコン側の値を5%ほど変えてピークポイントを出しているのですが、この5%は通常のパッシブネットワークの部品では誤差範囲でずれていても
いいとされている数値です。
例えば100マイクロHのコイルがあったとして、誤差が±5%以内OKの場合は
96マイクロHから104マイクロHで問題ないとされています。
しかしサウンドピュアディオでは100マイクロHのコイルは100マイクロきっかりで、
そこから1マイクロ刻みで104マイクロまで全て別々に巻いています。
下の方は96マイクロHまで1マイクロ単位で巻いているので、普通の誤差範囲の
中にこれだけの刻みが存在しています。
これは今回のプリウスで使用したパーツではありませんが、100マイクロという
分かり易い値にするためです。
この原理は分かる人には分かりますが、分かろうとしない人に全く分からないでしょう。
つまり歌っている本人の声や、演奏している生の楽器の音に近づけようと思えば
この誤差の範囲でクロスポイントを調整しないと無理で、その合わない音をデジタル
プロセッサーで音を加工して更に違う音にしているというのが日本のカーオーディオ
業界の常識です。
この部分をしっかり合わせているのでベーシックパッケージは生音に近い高音質を
再生出来るのです。
クロスポイントやインピーダンス特性を整えた後にイコライザー調整を行います。
プリウスのセッティングが終わったら次のセッティングのために宇部店に移動して、
現在は宇部店から書き込んでいます。
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Posted at
2013/12/25 14:26:56