今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業からベンツのAクラスです。
三世代目になってDINサイズではなくてダッシュ上にディスプレイと異形パネルのデッキスペースになっています。
ディスプレイを外してスイッチパネルを上に移動して2DINスペースを作るキットもあるのですが、ご家族がこのデザインがいいという事で純正のナビオーディオをベースに以前乗られていたお車からのシステムを移設して来ました。
車両はグレードが高いので最初からハーマン・カードンのプレミアムスピーカーが付いているのですが・・
そこは使わずにダッシュにユニコーンツイーターを取り付けました。
ドアはアウターバッフルを製作してピュアディオブランドのZSP-MIDを装着しました。
車両にはハーマンシステムのアンプが付いていますが、そこにピュアディオチューンのハイローコンバーターを取り付けてRCA化して4オームの市販のアンプでスピーカーが鳴る様にしてあります。
車両アンプを使わなかった理由は標準仕様は4オームでそのまま使用出来るのですが、インピーダンスが違うために音色が変わってしまうために使用しませんでした。
ハイローコンバーターを使ってRCA化したメリットは純正がバス・トレブルの2トーンしかない所を・・
30バンドのイコライザーで音を細かく調整出来る様にしたところです。
他に工夫したのはスポーツグレードでリアからのマフラー音が気になるのでリアのハッチにメタル防振をした所です。
響きを調べてマーキングしてから施工を行いました。
そして最も難所はオーディオ用の電圧変動を防ぐためにアイドリングストップをキャンセルする所です。
スイッチパネルから命令系はデジタルで送られているので、国産車の様に配線に割り込ませるという事が出来ないので・・
基盤を分解してここに直接インプットします。
あまりにハンダ付け個所が小さくて気が遠くなりそうでしたが、何台か作業しているうちに慣れました。
その前にキャンセラー自体をピュアディオでは内製で作っていて、今回は10個を一気に作りました。
大まかな仕様で作った後は車種に合わせて細かくチューニングしてから取り付けます。
Aクラス用は既に取り付けて写真が無いのですが、こちらはMLという規格チューンしたキャンセラーです。
ベンツのML用ではなくて『マツダ車で寒冷地で長くセルを回して電圧ドロップしてもエラーが起こらない仕様』で、マツダのMと長い=ロングでLと表記しています。
サウンドピュアディオのアイドリングストップキャンセラーは車種に合わせて内部の部品を変えて仕様変更出来るので、車を買い替えてもよほどの事が無い限りは移設が可能です。
何せ今まではこれでキャンセル出来ていたという車がマイナー後に対応出来なくなったとかしょっちゅうで、こちらはそれの更に裏をかいて仕様変更で追従して、今のところは全車対応出来ています。
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Posted at
2014/08/24 11:17:18