今日ご紹介する1台は現在の福岡店の作業からホンダのフィット3です。
ディーラーオプションのギャザーズの大型画面のナビを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施行を行いました。
ベーシックパッケージは純正ドアスピーカーをそのまま使用して、そこへJBLツイーターとピュアコンを装着して音質を上げるセットメニューですが、あらためて純正スピーカーを手に取ってみると一時期よりもコストがかけてあってズッシリと重たくなっています。
前後のストロークも90年代後半の物と比べたら明らかに増えています。
ストロークが大きいという事はかなり低音が出ているのですが、ドアの外板裏は90年代後半の車に比べたら柔らかくなって残響が増えています。
これは車体側がグチャグチャにつぶれて衝撃を吸収して中の人間を守るという考えで造りが変わって来ていますが、実は一般の防振材の中には以前の車に合わせてあり、現行の車に合わない物もあります。
ピュアディオのベーシック防振はドアの外板裏に多重構造の防振メタルで高音域を減衰させて、後は中音域用と低音域用の2種類の防振マットを組み合わせて貼ってドア全体が均等に振動が消える様に調査してから作業を行っています。
ただフィット3はかなりの台数をこなしているので、今までのデーターに従って作業すれば短時間で最高の効果を得ています。
ドアの作業が終ったら次はダッシュ上にピュアディオ製スタンドを使ってJBLの外ドーム型のツイーターを取り付けました。
最近の車は左右で極端にダッシュの形状が違うものが増えています。
フィット3も左右の形状が違い、左右別々な仰角のスタンドを製作して取り付けています。
ツイーターとドアスピーカーへはグローブボックス下に仕込んだピュアコンで周波数レンジとインピーダンス特性とレベルコントロールした音が送られます。
フィット3でドアスピーカーが純正を使用するともう決まった値を入れるだけで一番いい音が出る仕組みになっていて、そんな所がベーシックパッケージの魅力になっています。
ただナビオーディオやデッキはそれぞれ違っているので音の傾向に合わせて別々なイコライザーパターンを入れないといけません。
この大画面ナビと同じ機種を取り付けていたフィット3の作業を行った事があるのでデーターは残っているのですが、念のためにイコライザーパターンをあれこれ変えてみたのですが、やはり前の作業でピークとした所が一番いいパターンでした。
これから各部の組み立てと清掃を行って納車の準備に入ります。
追伸
このイコライザーの数字の刻みはかなり中途半端な数字になっていますね。
音楽のオクターブを元に選んだからこうなったのでしょう。
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Posted at
2014/09/13 10:42:20