今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の作業からBMWミニです。
BMWミニになってから第三世代となる新型ミニの初めての入庫でした。
丸いディスプレイはかなり大型化されています。
今回はベーシックパッケージにプラスしてスピーカー交換を行いました。
第一世代のBMWミニは普通の2WAYスピーカーだったのが第二世代で薄型16センチプラススコーカーに変更になって、第三世代はミニクロスオーバーと同じドアはスコーカーのみに変更になっています。
スコーカーを取り外すと裏にはBMWのマークのみで、1シリーズや3シリーズと共通の物と思われます。
そして先代まで16センチ薄型だったウーファーはシート下に位置が変更されていますが、シートレールの下にかなりギリギリで付いています。
取り外すとこんなに薄型で、JBLの16・5センチには交換出来ません。
そこで登場するのがイースコーポレーションのBMW用のサウンドシステムです。
このトレードインのセットは前モデルの時から「ベーシックパッケージを取り付けるのとイースのセットを取り付けるのとどちらが音が良くなりますか?」というお問い合わせを沢山頂いていましたが、イースセット+ベーシックパッケージの組み合わせが最も音が良くて、1世代モデルと2世代モデルを合わせるとかなりの数を取り付けていて、多くの方からご好評を頂いています。
スコーカーとウーファーはイースの物を使いながらもダッシュのツイーターはおなじみのJBLの外ドームタイプを使っており、ピラーの中までは太いスピーカーコードで音を送って来ています。
ピラーが外れているので中がよく見えますが、この位置は車両の鉄の影響を受けずにマグネットの磁力線が曲がらずに、音の見晴らしが良くベストな位置です。
そして全ての結線が終わったらいつもなら調整用CDを使って音調整を行うのですが、現行のミニからはCDの挿入口が無く、Ipadの中の音源を使って調整しました。
ディスプレイに表示される内容はBMWと同じで、トーンはバスとトレブルの2つしかありません。
入庫した時はかなり音がかったるくて高音はほぼマックスまで上がっていたのですが、ベーシック+スピーカー交換を行ったらセンターもしくはプラス1クリックぐらいが一番生音に近くなりました。
ただしセンターでは僅かに物足らず、かといって1クリック上げたら僅かに大げさな音になるという微妙な状態でした。
そこでいつもの様に棚からスペアのコイルをあれこれ持って来て交換したのですが、それでもいまひとついいポイントになりません。
そこで現行BMWミニ用の超裏技で、通常1マイクロHでコイルをストックしているところを0・5マイクロH刻みの物を作って、トレブルがセンターと1クリック上の中間の音を作る事が出来ました。
(写真は秘密保持のために小数点以上の桁が消してあります)
次に同じパターンの取り付けがあれば同じマイクロ数のコイルを使えばピークのポイントに達する訳で、今回のBMWミニ用の他に福岡店・宇部店・札幌店の在庫用のコイルも巻いて、合計4セット・8個のコイルを巻きました。
ちなみにZSP-MID用のコイルは0・5マイクロ刻みで通常ストックしていますが、0・5マイクロはマイクロ以下の数字ですから測定はナノレベルで行っています。
まさにナノテクノロジーで音を合わせているという事になります。
新型車が入庫して初めて一台ではかなりの時間をかけて音の調査を行っていますが、2台目以降は1台目で時間をかけた分ほど短時間で最もいい音にたどり着けます。
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Posted at
2014/12/19 10:13:12