よくこのブログではピュアディオチューンのパワーアンプの話が出て来ますが、今日はそのチューニングしている途中の写真を掲載します。
まずはノーマルのパワーアンプを分解します。
これは今までの2CHのフロント用ではなくて、お客様のご要望にお応えしてウーファー用のモノラルアンプをチューンして行きます。
よく自分が大量生産用の安いハンダと言っていますが、接写すると不純物が多く含まれている低い温度でも解けやすいハンダの艶の無さがお分かり頂けると思います。
これからハンダ付けをやり直して行くのですが、再加熱してはいけない所・再加熱したらパーツを交換しないといけない所・再加熱しても大丈夫な所・ハンダの付け替えをしても音に変化が無い所の4グループに分けて加工の計画を立てます。
そして安いハンダの上に高いハンダをミックスして吸い取り、ハンダが抜けた下地に高いハンダを付けてエアーで急冷をかけます。
ハンダを付け替えた所と下地のハンダを抜いた所がお分かり頂けるでしょうか?
ハンダを吸い取る時は熱して柔らかい所にハンダ吸い取り線を当てて吸い取っては切ってを繰り返して、机の上は吸い取ったハンダの残骸でこうなります。
そうやってハンダの付け直していたら灰色にくすんだ基盤に段々銀色が増えて来ました。
基盤の艶が増えれば音の艶も増えるのですが、これがウーファー用のアンプでどれだけ差が出るかはこれから鳴らしてテストします。
アンプの他には最近急激に人気が出ているアナログのダイヤル式のイコライザーのチューニングを行いました。
最近の車ではアイドリングストップや充電制御を取り入れて低燃費化しているものが多く、過去には無かった様な11v以下や10v以下の電圧ドロップでパソコンをつなぐタイプのプロセッサーではエラーが出て問題になっています。
そんな訳で本来時代遅れのアナログ式のイコライザーの人気が高まって、チューニングしても直ぐ売れてを繰り返して品薄気味になっています。
こちらは大きな電流を流す場所は無いのですが、小さい電流を流す個所が何百とあって、1台チューニングしたらしばらく目を休めないと次の仕事が出来ないぐらいの精密さです。
ただ時間がかかっても目が疲れてもハンダを安い物から導電率の高い物に換えたら音が良くなるからやめられません。
追伸
品薄気味と言えば一時期Bピラーの根元用の防振メタルが品薄気味でしたが今は潤沢に在庫があります。
Bピラーの根元に3枚ぐらい貼ればここの響きが取れて車内に回り込む様などこから入って来るか分からない騒音が消えて、プラスフロントスピーカーの音がシャープになります。
昨年末にレクサスRXにBピラーの防振を行ったのですが・・
Bピラーの根元があまりに広くて四角3枚では効きが薄いので3角タイプを塗装して装着しました。
これでここの響きは取れましたが、3角タイプのBピラー用もレギュラーモデルとして順次在庫を増やして行きます。
ブログ一覧 |
カーオーディオについて | イベント・キャンペーン
Posted at
2015/01/05 12:31:36