今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業からマツダのCX-3です。
全車マツダコネクトの専用ナビオーディオ付のお車で・・
以前ツイーターとピュアコンをプラスするベーシックパッケージを取り付けて頂いていました。
BOSEの低インピーダンスのプレミアムサウンド車で、普通にスピーカー交換などのシステムアップが出来ない車種です。
今回は2度目の入庫で、ドアの外板裏に防振メタルと防振マットを組み合わせて貼るベーシック防振の施工を追加で行いました。
スピーカーを外して裏を見ると何も貼ってない状態で、スピーカーのエネルギーが外に漏れていたのを防振材でしっかり受け止めます。
フロントドアだけでなくリアドアもベーシック防振の施工を行いました。
こちらは音質アップよりも静粛性アップの効果が大きく、静粛性が上がるとあまりボリュームを上げなくても音楽が楽しめるから、結局音質アップにつながります。
CX-3はドアポケットのプラスチックの鳴りが気になるのでここの裏に多重構造の防振メタルを貼って微細な響きを静めます。
完成後にエンジンをかけて音楽を再生したら低音にハリが出ているのと同時に量感も増したので、今までよりも1クリック低音を下げてンバランスを取りました。
最近のマツダ車はドアのサービスホールがプラスチックで覆われている車が多いので、従来のサービスホールにブジルゴムを貼る防振はほぼ効き目がありません。
外板裏を重点的に固めるベーシック防振が有効な手段となりす。
追伸
防振作業を行う時にCX-3のBOSEのウーファーユニットを外したのでインピーダンス測定を行いました。
1キロヘルツと120ヘルツの2カ所しか測定出来ない測定器で1キロヘルツ基準で測ると3・34オームを表示しました。
ボーズ車は2オームと言っていながら3オーム以上あると思われた方もあるかも知れませんが、測定器を小数点以下まで連続可変で測れる測定機に替えて400ヘルツで測定したら2・35オームを示しましたから2オームユニット言ってもいいでしょう。
この様にインピーダンスは測定する周波数で変わり、得意な周波数ではほぼ基準通りの値を示し、不得意な音域では高い値を示す傾向にあります。
それを踏まえた上で音質改善を行うのがベーシックパッケージです。
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Posted at
2015/08/24 10:41:29