今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の作業からトヨタのハリアーです。
片道6時間かけて兵庫県から来店して頂きました。
JBLサウンド車でインピーダンスが4オームでなく、スピーカー出力もフルレンジではなく帯域制限がかかっているために普通のショップでは対応出来ないためにわざわざ遠くから来店されました。
ドアスピーカーは17センチの上に音を押さえ込むプラスチックのパーツが付いたウーファーで、車両アンプから低音のみが送られて来ています。
ダッシュには中高音に帯域制限された音が送られていて、ここから中高音のみを再生しています。
中はスコーカーの真ん中に小さなツイーターが付いているコアキシャルタイプです。
今回はドアのウーファーはそのままにダッシュのスピーカーを取り外し、ピュアコンとスコーカーとツイーターの取り付けを行いました。
コアキシャルスピーカーを取り外して裏からスコーカー用とツイーター用のピュアディオブランドのPSTケーブルをひいてきます。
スコーカーは純正コアキシャルと同じプレートを製作して取り付けて、外寸は同じでも中の実効面積が増えているのでボーカル音域に厚みが増します。
スタンドを使ってピュアディオブランドのATX-25を取り付けて、今までグリルにひかかって向きがそれていた高音が滑らかに聴こえる様になりました。
ここまでは作業はスムーズに行っていたのですが、音を鳴らして測定したら今までのハリアーに比べてかなり低音が出ていて、こちらが想定している特性とは同じ状態にはなりませんでした。
ドアとリアの純正ウーファーの位置に関西のショップでデッドニングをされていて、それで低音の量が増していたのでした。
そこでピュアコンのメインユニットや付属のパーツを一度取り外し、低音の量が増えた状態でマッチングが取れる様にパーツの組み合わせを変えました。
そしてもう一度音を鳴らしてみて、純正ナビオーディオの3トーンを調整しました。
普通にベーシックパッケージを装着したりスコーカー交換を行なうとバスが強く聴こえて2クリック下げないといけないのですが、2クリック下げてもまだ低音が勝つのでトレブルとミッドを1クリックずつ上げました。
本当は2クリック上げたところがレベル的にはちょうどいいのですが、そうすると音が荒くなってボーカルのイメージが変わるので1クリックでとどめました。
そこでもう一度棚のパーツをあれこれと交換して何度も音調整をやり直したのですが、途中である事に気が付きました。
この棚にある値のパーツではちょうど良い音になる物が無くて、今までに無い値を新たに作らないとマッチングが取れないのではないかと・・
結局今までに無い巻き数を一から巻いて行って、それを装着してマッチングのいいポイントを探りました。
新たに何種類か作った物をとっかえひっかえして、何とか夜7時半にハリアーは完成して、お客様は兵庫県に向って帰られました。
作業が遅くなったので6時間かけて帰られると完全に日にちは日曜日になっていて、本当に遠くからのご来店を感謝しております。
そして本日は隣の県から起こし頂いたハリアーのお客様の作業があり、宇部店は2日続けてハリアーデイになりました。
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Posted at
2016/01/17 11:04:35