現在サウンドピュアディオのホームページのトップを飾っている新型プリウスのデモカーですが、トヨタの方からドアの中のエアバックの圧力センサーに影響するからスピーカーの交換やデッドニングはしないで下さいという通達がある車種です。
その圧力センサーへ周りに影響させずに良い音を出そうと実車を買って実験してデモしているのですが、僅かですがカーオーディオ業界でも新型プリウスを買ってデモしようというショップが出て来ています。
ただ現在納車が数か月待ちの状態なので、注文しているがまだ手元に届いていないショップがほとんどです。
先日旧ナカミチのスペシャルショップの店と電話で話す事があって、「うちも新型プリウスを注文しています。」と言っていました。
ただそのショップは一人で販売と取り付けを行っている店だったので、「費用がかかる割になかなか元が取れないから、もしキャンセル出来るのならキャンセルしたら。」と自分はアドバイスしました。
自分は基本的に投資家で、1年2年とかの短い期間で考えていなくて、例えば不動産投資だと10年とか15年のスパンで物件を見ていて、普通のカーオーディオショップとはちょっと考え方が違います。
ビジネス界の話しでレッドオーシャンとブルーオーシャンという言葉があって、プリウスのオーディオは全体の数は売れるが競争が激しくレッドオーシャンに当たり、デモカーを買わずに何でもありでトヨタの足かせを無視して取り付けるショップが投資ゼロで利益を出すので、デモカーを買ってメーカーの指摘をきちんと守る店が損をする結果になると自分は思っています。
うちの様に直営店を3店持っていてもなかなか元が取れず、一人のショップでは購入金額がズッシリと経営に重く圧し掛かるからキャンセルした方が良いと言ったのです。
すると「アウトランダーのPHEVなら元が取れるのですか?」と聞かれたので、「それは可能性はあるけれど、確実に元が取れるとは何とも言えません。」と答えました。
昨年札幌店に行った時に初めてアウトランダーPHEVにフルシステムを取り付けたお客様の車を聴いて、「なんだこの音は!」と驚いて、電源がピタッとぶれていない音がしていて、一言で言えば『今までに聴いた事の無い音!』でした。
それでアウトランダーのPHEVを12月に注文して2月の頭に納車されたのですが、こちらはビジネス的にブルーオーシャンと呼ばれている『だれもまだ手を付けていないジャンル』になります。
電源の安定さを活かした未体験のフルシステムを提案すれば需要はあると思いますが、そこは誰も手を付けていないブルーオーシャンですから『浸透するまで時間がかかる』というリスクがあります。
またこの車の怖い所は電源の安定感とモーター走行と内装の良さによる静かさで、安いシステムでもそこそこ良い音で鳴ってしまい、逆に単価アップにつながらない可能性も持っています。
既に何人ものお客様がアウトランダーのデモカーを聴いて、「この簡単なシステムでこの音は凄い!」と言われています。
そんな話をしていて、昔のスペシャルショップの仲間なので失敗はして欲しくないので、プリウスのレッドオーシャンのデモカーは負担が大きいし、それとアウトランダーPHEVのブルーオーシャンのデモカーも元が取れる保証も無いと、あーでもない、こーでもないと話していました。
自分は投資家的考えで先にアウトランダーを選んでいて、後で「新型プリウスも押さえておかないと!」と欲張ってブルーとレッドの両方買っている『リスク分散型』にしているのですが、自分がもしその人で1台しか買えないのなら、アウトランダーPHEVで勝負に出るかな・・
まあどちらを選んでもリスクはありますが、新型のデモカーをどんどん買ってデモすると、某月間誌のビジネスマガジンで『斜陽産業』と言われているカーオーディオ業界も良くなるのではと思います。
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カーオーディオについて | 日記
Posted at
2016/02/26 16:32:29