1月の終わりに納車された50系プリウスのデモカーですが、これまで何度も手を入れて音質アップを図っていました。
ナビオーディオはトヨタ純正の9インチのパナメトリックイコライザー式の調整の物で、30系プリウスの7インチのパナメトリック式の物では多くのお客様から好評を頂く取り付けやセッティングが出来ていたので、安心して純正を選んでいました。
しかし50系のプリウスのデモカーは30系のこれまで取り付けた車に比べると、同じ作業を行っても明らかに音質が劣っていて、「これではデモ出来ない!」と思い改善を加えました。
まずナビオーディオの音質に原因があるかどいうか確かめるためにCD-500を借り付けして音を鳴らしてみました。
確かに純正ナビに比べたら音がスムーズなものの、ここ以外に明らかな原因がある感じがしました。
まずダッシュのスコーカーの位置が隙間だらけで、明らかに空気が抜けて音がキャンセル気味で、かといってエプトシーラーだけで穴を塞ぐと小気味良い音は出なくてとかなりの工夫が必要でした。
それでも少しはましになったのですが、まだどこか音がひねくれた様な感じがして・・
スコーカーのグリルの穴が抜けていない部分を小さなドリルで穴を増やして、1割ほど広げましたが、手前の方に抜けて解析する音が足らないので手前は横に広げて穴を増やしました。
これで音質がやや良くなってもドリルで穴を空けた部分が白く見えて、上の写真で塗装して目立たなくしてこのレベルですから、「これで販売出来るのか?」と頭をかかえてしまいます。
ちなみに塗装を増やして目立たなくすると穴が埋まるので、それはそれで問題です。
そこでグリルに穴を開けて、別なヌケの良いグリルを付けるという方法で音質改善を行いました。
この部分は斜めに曲がっていて、そのカーブに合わせるのが一苦労でした。
中のセンターキャップが薄っすら見えて、音の抜けは一気に改善されました。
ただヌケが良くなった分今までのパーツが全く合わなくなって、あれこれと組み合わせを変えて行き、スコーカーの上限の周波数を決めるコイルは当初の3倍以上の巻き数を使わないとバランスが取れなくなりました。
パーツの組み替えが終わった後は付けて外したコイルだらけです。
それと外した8センチのグリルも写っていて、余裕を持って10センチのグリルでないと解析する成分がひかかって音質的には問題がありました。
これまでは音のひかかりをイコライザーで無理くり合わせていたのが、かなりフラットに近い状態でも音楽が聴ける様になりました。
ただこのグリルを付けた状態できららドームのモーターフェスティバルに並べるのはどうかと思い、50系プリウスの展示は見合わせる方向で考えています。
以前展示したスバルXVの16センチスピーカーにダッシュのスコーカーのノーマルの見た目に比べたらこれでも同じ音に並ばず、50系プリウスのマウント位置とグリルの問題には困っています。
トヨタさんには50系プリウスのマイナーチェンジで是非スコーカーのグリルとマウント部分は改善して欲しいと思っています。
そうでないといくら走りが良くなっても、オーディオ的には30系プリウスから買い換えるメリットはありませんから・・
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Posted at
2016/03/16 10:08:58