今日ご紹介する1台は昨日の宇部店の作業からホンダのフィット3です。
ホンダ純正のギャザーズのナビオーディオが装着された状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施工を行ないました。
フィット3のフロントスピーカーは16センチのフルレンジで・・
ダッシュ上にはツイーターは付いていません。
ベーシックパッケージではダッシュ上にスタンドで角度を付けたATX-25を取り付けて、フルレンジスピーカーを2WAY化します。
純正ナビの音信号をグローブボックス下に取り付けたピュアコンに送って、ツイーター用に高音のみにした信号と、純正16センチに送る中低音のみにした信号に分配します。
信号はあらかじめフィットのドアスピーカーとダッシュのATX-25でピッタリクロスする値に設計されていて、周波数によって多少の上下はあるものの、ほぼフラットになる様に設計してあります。
フィット用の標準のピュアコンはブラックボックス2個と外付けコイル2個の4ピースの構成ですが、一度この状態で音を鳴らして後からオプションのSSFとSWRを追加で取り付けて、合計8ピースの構成としてより音を滑らかでパワフルにしました。
ベーシックパッケージのオプションといえばドアの外板裏に防振メタルと防振マットを貼り合せるベーシック防振ですが、内張りを外した後に防水シートを剥がして施工します。
ノーマルではスピーカーの周りに防振材は貼ってなくて・・
スピーカーから離れた所も何も貼ってなく、スピーカーの音は外に漏れて、外からのロードノイズも進入してオーディオに良い環境ではありません。
ドア2枚で24000円プラス税という低価格と、響きの中心にピンポイントで効果がありあまりドアが重たくならないので、装着率6割を超えている人気のオプションです。
ただしベーシックパッケージ装着後に後で追加で施工された方を含むと、なんと8割以上の装着率になっています!
全ての作業が終わったら純正ナビの音調整性機能を使って音を追い込みます。
サラウンドやラウドネスなどの機能は使わずにイコライザーとフェダーのみを僅かに動かして生の音に近くなる調整を行いました。
今回入庫したフィットのお客様は17年前にオープンした宇部店の小野田市の9年営業した店のその前の最初の宇部市に店がオープンした時の30年前からのお客様です。
30年前のピュアコンがまだ無い時代に国産や輸入メーカーのスピーカーに付属のネットワークを使っていた頃からのお客様で、当時はお金がかかっていた割にはエネルギー効率が悪かったり生の音を基準にしていなかったりで費用対効果が悪かったなと過去を思い出しました。
30年もの長い間のお付き合いで、今回は息子さんが車を購入されたので取り付けに入庫して頂きました。
「もっとから早くノーマルネットワークに手を入れたり、一から作り直していれば今みたいに安くて良い音を届けられたのに。」と過去の何も知らなかった時代を思い出して恥ずかしくなりましたが、現在の技術で満足して頂いて、「長い事商売を続けていて良かった。」と思った仕事でした。
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Posted at
2016/04/04 12:02:14