今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の作業からトヨタのマークXです。
この時期どこのお店のピットも35度を超えていて、「こんな暑い中頑張っています。」的なブログが全国的に見られる中、ピュアディオのピットは200Vのエアコン2台装備で、1年を通して25度をキープしています。
温度・湿度を管理していないと測定器に誤差が出るのと、防振材の密着が悪かったり、ハンダ付けにむらが出てしまい、結果的に良い音が出せなくなるので、平成になる直前にエアコン付ピットにしました。
ただ年々天候がおかしくなって来ているので、これから先はエアコン付ピットがおもてなしの常識となるでしょう。
マークXのシステムはパナソニックのストラーダのナビオーディオが装着された状態で入庫となって、ツイーターとピュアコンをプラスするベーシックパッケージの取付を行いました。
マークXはドアに16センチスピーカーと、ダッシュに中高音用のスコーカーが付いた2WAY構成です。
ただ高音はデリケートでグリルに音がひかかったり、ガラスの反射で音が荒れるので、ピュアコンを通してスコーカーは中音のみの再生にします。
スコーカーの横までピュアディオブランドのPSTケーブルで高音を引いて来て・・
グリルの端にスタンドを使ってATX-25ツイーターを取り付けて、ドア16センチ低音⇒スコーカー中音⇒ATX-25高音のフロント3WAY構成としました。
ドアスピーカーにもコイルで高い周波数が入るのを防いでいて、コイルが直列に入る事でややインピーダンスが上昇して、軽かったドアの低音に重みが出ました。
フロント合計6個のスピーカーの周波数幅とインピーダンスとレベルはグローブボックス下のピュアコンでコントロールしていて、現行マークX用の値をあらかじめ用意していたので、ここのパーツのはめ替えは今回は必要ありませんでした。
全ての結線が終わって音が出る様になったら、ジャンルの違うCDをあれこれと1時間以上かけて再生して音を整えます。
この整える作業は新品のツイーターの固いのを慣らすのと、今まで純正スピーカーがかったるいからとイコライザーを上げ目で鳴らしていたクセを取るのとの2つの目的で、1時間以上かけて純正スピーカーとATX-25のつながりを良くします。
基本的にDSPオフでコンプレッションをっけるかかけないかかなり迷って、結局音の滑らかさを選んでオフにしました。
ストラーダはイコライザーパターンをメモリーすると音が抑圧されるモデルがあり、今回はイコライザー調整を行った後にメモリーせずにそのまま調整画面を閉じました。
それとリアのドアスピーカーが鳴りすぎると変な方向に音が引っ張られて、クリアーさにかけるので、フェダーをやや前に動かしてから調整画面を閉じました。
ドアスピーカーもダッシュのスコーカーも純正をそのまま使用していますが、音のクリアーさと厚みが全く変わったシンプルなシステムが仕上がりました。
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Posted at
2016/07/08 09:03:43