一昨日は下関市のライブハウス・ビリーに三味線プレイヤー・上妻宏光さんのライブを聴きに行っていました。
三味線の演奏という事で普通の三味線のファンの年配の方も来られていましたが、今回は基本は古典の三味線演奏ではなくて、洋楽のAORとか日本のニューミュージックに合わせたノリのいい演奏が中心でした。
でも古典演奏のファンの方のために何曲かは従来の三味線の演奏もされました。
素晴らしい演奏の後にレコード会社の担当者の方から案内されて、バックヤードに入る事が出来て、そこで記念撮影をして頂きました。
自分が上妻宏光さんの楽曲を知ったのは、2002年にお客様のCDプレイヤーに入っていた上妻さんの楽曲をたまたま聴いて好きになり、次の日にそのCDを買ってからは車の音調整用のソフトとして14年間使用しています。
初めて聴いて一発目に「これは三味線だけど琵琶や琴にも聞こえるし、エレキギターにも聞こえるけど何だこれは?」とその独特の世界に引き込まれました。
2004年に初めて上妻さんのライブを聴いた時に自分の頭の中には「???」とハテナマークが沢山浮かんで来て、「ひょっとしたら自分の音造りは間違っているかのしれない?」と思い始めましたが、心のどこかで、「これはカーオーディオとは違うから、自分の音造りはこれでいいんだ。」と言い聞かせて逃げていました。
翌2005年は上妻さんのライブに行かず、2006年に生一丁というPAを使わない生音のライブがあるというから行って演奏を聴いてみたら・・・
ライブの帰り道に当時のデモカーのレンジローバーのフルシステムで聴いていた音を途中で消して無音で帰りました。
2004年に既にどこか違うと気付いていながらそこから目をそらして、「これでいいんだ!」と自分に言い聞かせた愚かさに2年の月日を無駄にした事を後悔しました。
ただ生演奏の音を再現するという事は商売的には地獄の道で、まずタイムアライメントは絶対に使えない、次に銅メッキシャーシーの音も聴けない、電源キャパシタやヘッドキャパシタは使えない、高級なロジュームメッキの端子も使えないと、もうカーオーディオのトレンドとは真逆の道を進む様になり、普通に考えたら経営が成り立たない方向に進む事になりました。
まあ運良く会社がつぶれる事も無く、ピュアディオブランドの商品やピュアディオチューンの商品が売れているから『終わり良ければ全て良し』ですが、2006年から2007年にかけては黙っていれば流れでそのまま売れる物をわざわざ売らないという低迷期がありました。
でもそのうち、「サウンドピュアディオは生音に近い。」という評判が出てきて、アーティストさんのホームページでサウンドピュアディオの名前が出る様になってからは流れが変わって来ました。
上妻宏光さんに関しては山口県でお客様とご家族限定のシークレットライブを行なった事があって、チケットを販売する普通のコンサートの冠スポンサーは山口県と福岡県で1回ずつ行なっています。
そんな縁から一昨日はバックヤードに入れさせて頂いたのですが、その時にゲストボーカルのシング・ライク・トーキングの佐藤竹善さんにお会いして少しお話する事が出来ました。
佐藤竹善さんには「お客さんで竹善さんが好きな方がおられて、何度も車の中で楽曲を聴かされてもご本人の生声を聞いていないから何とか一度聞きたかったんです。」とお話したのですが、竹善さんは「これで音造りの参考になりますかね。」と笑顔で答えられていました。
ライブ会場を出て、その時に買った上妻宏光さんと佐藤竹善さんのコラボCDを乗っていっていたアウトランダーPHEVで再生して、確かに音は近いものの「何で今日に限ってアウターバッフルの車に乗って来なかったんだ。」と少し後悔しました。
やっぱりインナーだとボリュームを上げるとグリルの跳ね返りがあって、たまたま大雨だったのでボリュームを大きめにしないと良く聴こえないという悪条件が重なりました。
ライブ会場からタブレットでブログを書いて、「バックヤードに入れる事が確約出来た。佐藤竹善さんに会えるといいな。」という事を書いていたのですが・・
何と次の日の宇部店の開店時に佐藤竹善さんの事が好きで、何度も車の中で再生されていたという方がおみえになりました。
どうもブログでご本人に会って生の声を聞くかもしれないという事を期待して来店されたのか、何と関西から起こしになりました。
サイバーナビをナカミチのプリを通してお聴きの方で、イコライザーがパッケージされたフラットになっていたので・・
それをカスタムのフラットに一度して、そこから2ヶ所1クリック動かしたところで昨夜聞いた佐藤竹善さんの声のイメージになったので、そこから他の項目を少し動かしたところで調整を終わりました。
(写真は他の車両のものをイメージで使用しました)
他にも「うちの奥さんが佐藤竹善さんのファンなので調整して欲しい。」という方もおられて、歌っている本人の声をPA無しで聞くという事が、いかに音造りに重要かという事を実感した出来事でした。
ちなみに今回のライブにはサウンドピュアディオは何の提供についている訳ではないので、当然の事ながら佐藤竹善さんとの記念撮影はありませんでした。
追伸
そういえば最近テレビで上妻宏光さんを毎日目にします。
志村けんさんが出演されているキリンチューハイ氷結ののCMで・・
チューハイを飲んで「プハー!」となったら急にキリットして三味線を弾き始め・・
その隣で三味線を弾いているのが上妻宏光さんです。
志村けんさんから「三味線の稽古をつけて欲しい。」と言われて、「他に有名な家本さんがあるので、そちらにお願いして下さい。」と上妻さんは何度も断わられたそうですが、「自分は普通の三味線が弾きたいんじゃなくて、上妻君のオリジナル曲が弾きたいんだ。」と言われて受けられたそうです。
古典の三味線ではない洋楽に合わせた独自のコード進行を上妻さんは編み出されていて、それをどうしても志村けんさんが習われたくて、その縁で志村さんと一緒にCMに出演されています。
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Posted at
2016/07/18 13:53:26