先日専務が「よその店はアンプ付きのプロセッサーを販売しているのに何故うちは販売しないのですか?」と聞いて来ました。
例えばマツダコネクトでデッキが交換出来ない場合はアンプ付きプロセッサーを付ければ一発で多バンドイコライジングが可能になり便利な事、この上ありません。
時代の流れに乗り遅れまいと専務からアンプ付きのプロセッサーのチューニングをしたら売れるのではないかとの話が出ました。
ただピュアディオでは既にプロセッサーを分解してチューン出来るかどうかのテストを行っていて、今のところ販売しないという方向で自分は考えています。
その販売しない理由は、純正のデッキだとスピーカー出力を一度ハイローコンバーターでRCAレベルまで下げてプロセッシングしないといけなくて、例えばオーディオテクニカのハイローコンバーターでは入力した信号を抵抗で1度レベルを下げて、その後にもう一度トランスでレベルを下げて、そこから更に可変抵抗で適切なレベルにするという3段構えでコイントロールしています。
一方パソコンをつないでイコライザー調整を行うプロセッサーのスピーカーレベルインプットの中は抵抗のみでレベル調整していて、ハイローコンバーターに比べると2段階少ないレベルコントロールで、どうしても一気にレベルを下げると音がスムーズとは言えない状態です。
ピュアディオでは3段構えのハイローコンバーターのパーツの一部を大型化して、4CHのスペースの真ん中2レーンを撤去して左右の干渉を無くしてセパレーションを上げているという、更に2段階の音質アップを図っていて、音の新鮮さが失われるのを防いでいます。
確かにパソコンをつないで細かい調整が出来ると便利そうですが、本来の音から外れた状態で細かな音設定が出来ても、自分には音が変化しているが、進化した様に聴こえないので、よほど優れた入力回路が入った物が出ない限り、アンプ付きのプロセッサーを販売するつもりはありません。
それとチューニングしたハイローコンバーターを使ってパワーアンプを追加する前に、純正のデッキのスピーカー出力をピュアコンにつないで周波数幅とインピーダンスとレベルをコントロールするだけでも十分に満足されている方も多いので、アンプ付きプロセッサーの必要性は特に感じません。
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Posted at
2016/07/28 17:36:30