今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業からアバルトの595です。
先月宇部店で取り付けた595のブログを読まれて、「同じ内容で取り付けて下さい。」と依頼されました。
先月取り付けた595は楽ナビでしたが、今回はサイバーナビを取り付けた状態で入庫となって、ベーシックパッケージとドアスピーカーの取付と、フル防振の作業を行いました。
まずドアの内貼りと防水シートを外して、外板裏のベーシック防振と、サービスホールを塞ぐ防振を行います。
外板裏は広い範囲で何も貼ってなく・・
ヨーヨッパ車なのでドンという響きよりはカーンという高い響きの場所が多く・・
防振マットよりは防振メタルを多めに使って防振しています。
響きのツボは先月宇部店で作業して割り出しているので、その時の図面に従ってスピーディーに作業は進みました。
サービスホールを塞いで防水シートを取り付けて、インナーバッフルを製作してJBLの16・5センチスピーカーを取り付けました。
使ったスピーカーはGTO609Cのミッドバスのみで、ツイーターは19ミリなのでレンジが狭く、ネットワークもパーツが安くて使えないので、一番コストがかかっているミッドバスのみを使用します。
外した内貼りは裏のプラスチック部分に粗目を付けて、セメントコーティングが剥がれない様に下処理を行って・・
コーティング剤を塗ってから、時間をかけて乾かしてからドアに組み付けます。
規則性を持たせずにランダムに厚い薄いを作っているので、見た目は良くありませんが、セメントコーティングを最初に開発した時に均等に塗った時は見た目はスッキリしているものの、ドアが重たくなった割には振動が消えず、それでこの厚い薄いを思いついて、振動が通過するのを防いでいます。
セメントコーティングが乾いて内貼りを組み付けたらドア周りは完成です。
次にナビオーディオから音信号を取り出して、グローブボックス下のピュアコンに送り、ダッシュにATX-25ツイーターを取り付けて、結線を行ったら取付全体は終了しました。
ここまでは前回の宇部店のアバルト595の作業と全く同じ内容で、車もスピーカーも防振も同じですから、ピュアコンの値は全く同じ物入れればピークポイントに達します。
しかしアバルト595のマフラー音はかなり車内に入って来て、特に後ろからの音がこもった感じで入って来るので、リア周りの防振を追加する事になりました。
まずラゲッジ下の鉄板の響きを確かめて、響きの大きいポイントをマーキングして行きます。
そのカーンという高い響きの部分に防振メタルを貼って行って、下から入ってくる騒音をダウンさせます。
リアハッチの裏も防振メタルで騒音レベルを下げて、更にサービスホールを塞いで騒音を入り難くしました。
全ての作業が完了して、エンジンをかけて音楽を再生して、イコライザー調整をして音を整えました。
ミッション車で左ハンドルのアバルト595は、見えない部分にかなり手が入った、こだわりの一台に仕上がりました。
マフラー音が車内に入るのがかなり少なくなりましたが、お客様は「エンジン音を楽しむ時はオーディオを切って、窓を開けて走ります。」と言われていました。
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Posted at
2016/11/20 10:12:56