今日ご紹介する1台は先日の福岡店の作業から、日産のデイズルークスです。
グレードはオーテックのライダーです。
カロッツェリアのサイバーナビを装着した状態で入庫となって、スピーカーの取り付けと防振の作業を行ないました。
まずはリアのラゲッジを分解して、床下から上がって来るロードノイズを軽減させるために防振メタルと防振マットを使って金属の響きを抑えます。
サイドの空洞も響くので、ここにも処理をします。
リアのスライドドアの内張りにセメントコーティングを行なって、外板裏にベーシック防振を加えて、軽のハイトワゴンにしては静かな室内になり、オーディオを聴くには良い環境が整いました。
次にフロントドアの防振作業に入ります。
スピーカーと防水シートを外して、外板裏の何も貼ってない場所に防振メタルと防振マットを貼り合せます。
次にサービスホールを塞ぐ防振を行なって、ドアをスピーカーのエンクロージャー化します。
内張りには純正のスピーカーグリルの位置を金属シートで塞ぎ、ドアポケットの部分にスピーカー用の穴を開けて、内張り全体をセメントコーティングを行ないました。
このセメントコーティングは重たくなるのではないかと心配される方もあるのですが、防振マットを内張りにベタベタ貼るよりもかなり軽く、それ以上に振動の消える効果はかなり上です。
この重たくならない割に振動が消えるのは、ランダムに厚い薄いを作って、均等の厚さより振動が通過しない様にしているからです。
純正のスピーカー位置は耳に近くて中音域が耳に入り易く、その分低音域が薄く聴こえてしまうのでドアポケットの位置まで下げて、アウター・スラントのバッフルを製作して位置・向き・強度を理想的にしています。
スピーカーは以前に乗られていたお車からピュアディオブランドのZSP-MIDを移設して来ました。
ツイーターはダッシュの上にワイドスタンドを製作して、JU60を取り付けています。
内蔵アンプでフロント2WAYのシンプルなシステムですが、グローブボックス下のピュアコンのパーツの組み合わせで4つのスピーカーの再生帯域とインピーダンスとレベルをコントロールして、音を追い込みました。
最後にサイバーナビのイコライザーを調整して、デイズルークスの作業は完了しました。
最近の軽自動車は静かになったと言われますが、一番高い周波数の音や、一番低い周波数の音は意外と消えておらず、短時間の試乗では分からないノイズが買って乗ってみると気になる事があります。
そこの対策を重視して、パワーアンプを使わずに内蔵アンプでも車両自体を静かにする事で、あまりボリュームを上げなくても良い音を再生出来る特別な1台にデイズルークスは仕上がりました。
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Posted at
2017/03/19 13:03:41