今日ご紹介する1台は昨日の福岡店の作業から、フォルクスワーゲンのゴルフⅦです。
長崎県からわざわざご来店頂きました。
純正の異型パネルのナビオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取り付けとベーシック防振の施工のWパッケージの作業を行いました。
まずはドアの内張りを外してベーシック防振の施工を行ないます。
ドイツ車だけあって鉄板は厚く、鉄の貼りも入っていて、国産車ほどは響きませんが・・
低い響きは無いもののカーン!という高い響きが残っているので、防振メタルで響きを抑えます。
サービスホールはほぼ無い状態で、後ろの方にプラスチックのパネルがあって、ここが耳に近くてプラスチックの響きが気になるので防振メタルを上下に貼って響きを抑えています。
内張りを組み付けた後に、ドアポケットの内側に防振メタルを片ドア2枚づつ貼って、プラスチックの鳴りを止めて、防振メタルと防振マットを片ドアで合計8枚貼って、ベーシック防振の作業は完了しました。
次にグローブボックス内のプレイヤー部を取り出して、裏のアンプ部から音信号を取り出します。
取り出した信号は下に取り付けたピュアコンに送り、周波数幅とインピーダンスとレベルをコントロールして純正スピーカーと後付けツイーターに送ります。
ピラーの内側までピュアディオブランドのPSTケーブルで送って・・
ダッシュ上にピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、ピラーを閉じたら全ての作業は完了です。
フェダーを少し前に振り、エージングCDを何枚か再生した後に調整用CDを再生して調整です。
ゴルフⅦのベーシックではバス・ミッド・トレブルの3トーンはほぼフラットで問題なく再生出来て、スタジオのモニタースピーカーに比べると若干低音が強めかな?という感じで、マイナス1かフラットか微妙なところで、スタジオレベルで聴きたい方はマイナス1で、低音やや強めがいい方はフラットで聴かれる様にして頂いています。
高音の質感と低音のレスポンスが向上して、防振でプラスチックのいやな響きも無くなり、ゴルフⅦのWで快適な1台に変身しました。
追伸
先日あるオーディオメーカーの方と話をした時に、「ゴルフⅦのドアスピーカーはしっかりしているから差が出せなくて、トレードインスピーカーは発売出来ない。」と言われていました。
その一方でツイーターの向きがそれているのと、質感に対しては不満を持っておられるユーザーの方も多く、ピュアディオのベーシックパッケージは痒い所に手が届く的な、ツボを押さえた商品になっています。
以前は純正位置にツイーターを入れたいというご要望にお応えしていた営業担当者もいましたが、中に入れるとレンジを広げたりレベルを上げたりして、表面のレベルは合っても、音色的にはかなり荒くなってしまうので、現在ではお受けしない様にしています。
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Posted at
2017/05/29 11:28:22