今日は宇部店に大量にコンデンサが届いたので、ペアリングという作業を行って、適切なコンデンサが左右のチャンネルにピタッと合う様にしています。。
以前は自分か坂口君が仕事の合間に行なっていた作業ですが、3月からは専属で女性社員がピュアコンの在庫管理と製品のラベリングと部品のペアリングを行なっています。
まず100個単位で仕入れたコンデンサを1個づつ測定して行きます。
測定したらその数値を直接書き込んで値の大きい物と小さい物で分類します。
本日は1マイクロの測定で、1ちょうどと0・99と0・98と分類してストックします。
今日欲しいコンデンサは限りなく1マイクロに近い物が1ペアなのですが、ここのストックが切れてゼロなので、新たに100個仕入れて欲しい値を探します。
まず1個目が0・9979なので1にかなり近く、まずは右用に取っておきます。
次は0・9910で、これはどちらかというと0・99よりなので、0・99が必要な時に置いておきましょう。
次は0・9703でこれはかなり低くて、低い値が必要な時しか使えません。
次はもっと低くて、0・9634で、よほど低い値が必要な時以外は使えません。
次が0・9981で、これと最初の0・9979で左右でやっと使えます。
普通パーツはプラスマイナス5%ぐらいの誤差は大丈夫とされていますが、チェックせずにそのままパーツを使って正確な音が出せるとサウンドピュアディオは考えていなくて、メーカーのパッシブネットワークはそのままでは使う気になれません。
ここの机にはもう1品デジタル表示の機器があって、これはハンダ小手の温度を364度に一定に保つコントローラーです。
自分がハンダ小手のハイとローのパワーのコントロールスイッチを入れて切ってを繰り返して温度調整をしていたのが、今はベテランのパターンをデジタルで記録して、新人がベテラン並みのハンダ付けが出来るという優れものです。
しかもスイッチオンから6秒で目標温度に達する事が出来て、更に他の作業をして小手を置いている時のスタンバイ温度も別に設定出来て、「これまでの苦労は一体何だったんだ。」という機械です。
でも新人がやりがちな小手のちょこちょこ当てをすれば空洞が出来てしまい、そこはしっかりと先輩が指導しないといけません。
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Posted at
2017/05/31 15:12:31