今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業から、F30のBMW3シリーズ・セダンです。
異型パネルの専用ナビオーディオ付きのお車に、ベーシックパッケージの取り付けを行いました。
F30は中高音を鳴らすスコーカーがリスナー側から見てハンドルグリップにかかっていて、音質的には難しい車種です。
シート下のウーファーと合わせて2WAY構成ですが、音に物足りなさを感じて・・
高音も低音もマックスまで上げてありました。
トーンを上げて量はカバーしていますが、音的にはかなりわざとらしい本来の音楽とは違う音になっていました。
そこでダッシュの上にスタンドを使って角度を付けたピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けて、高音域を独立して鳴らして・・
純正位置のスコーカーはJBLのGX302のコアキシャルスピーカーのサイズを絞った物に交換して、真ん中のツイーターは配線をカットして、スコーカーのみとして使っています。
普通ベーシックパッケージはツイーターの追加で純正スピーカーはそのまま使用していますが、BMWの一部の車種と現行デミオのマツコネ車のみ交換を含んだパッケージになっています。
現行の3シリーズは自社でデモカーを持っているので作業はスイスイと進み、音調整に入ろうとCDを再生していたら??
うちの3シリーズではラジオとCD・DVDの表示は同時に出ないのに、何故かこの車は同時に表示されます。
こちらがうちのデモカーの表示です。
それと手元のスイッチでスイスイと調整をしようと思ったら、ここの配列も微妙に変わっているんです。
3シリーズだったらスイッチを見なくてもブラインドタッチでスイスイのはずが、今年のモデルはオーディオが改良されていて、うちの3シリーズが後期だと思っていて、「前期とはこう違う。」みたいに昨年ブログに書いていたのが、実は中期モデルになってしまい、今年のF30は昨年のF30と今年のG30の間ぐらいのシステムになっています。
オーディオの鳴りにも若干の差が有り、前期・中期・後期のアンプの特性の微妙な違いと、スポーツ系とラグジェアリー系のシートの厚さの違いによる低音の聴こえ方のちがいと、4オームシステムと2オームシステムの違いがあり、正確にピタッと音を合わせようと思うと3×2×2の12種類の異なる特性が存在する事になり、これまでの車種との微妙な違いをピュアコンのパーツをあれこれと変えて合わせました。
最後にはバス・トレブル・フェダーを微調整するぐらいで音はまとまり、3シリーズのベーシックパッケージの作業は完了しました。
見た目は同じF30のBMWもオーディオの音は合計12種類のパターンがあり、普通のトレードインスピーカーでは追従出来ないレベルの音のチューニングを行い、本来の音楽に近い状態に仕上がりました。
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Posted at
2017/08/07 11:23:21