今日ご紹介する1台は先日の宇部店の作業から、ポルシェ911ターボです。
ケンウッドのナビオーディオを装着した状態で入庫となって、ベーシックパッケージの取り付けと、ドアスピーカーの交換などを行ないました。
まずはドアの内張りを外して、純正の13センチスピーカーを外して、JBLのP560のミッドを取り付けました。
ドアの中にはエンクロージャーが入っていて、かなり容量が狭いのでP560を選択しました。
外した内張りはマスキングした後に下処理を行なって・・
セメントコーティングを行なって、プラスチックの響きを打ち消して、音質アップと静粛性アップを図っています。
ドアの作業が終わったら次にダッシュにツイーターを取り付けます。
純正のスコーカーとツイーターはかなり内側に入っていて、モノラルに近い状態で鳴っているので音楽的には面白くなく、一番端にスタンドを使って角度を付けて、ピュアディオブランドのATX-25ツイーターを取り付けました。
以前996型の911に乗っていた事があって、新車で買って数日は純正スピーカーで聴いていたものの我慢出来ず、数日後に今回の911と同じ配列の2WAY構成に変更して音楽を聴いていました。
その時にノウハウを蓄積して、更に996型のカレラ4Sに乗り換えたので、この型式のポルシェにはかなりのノウハウがあります。
自分が乗っていたのはNAモデルで、こちらはターボモデルのためにエンジン音はかなり違って、そのエンジン音に押されないためにラゲッジにパワードのウファーを取り付けました。
同じ音域が重ならない様にフロントにハイパスフィルターをかけないといけませんが、ナビ内蔵のフィルターは音の新鮮さが失われるので、スピーカー出力の後のピュアコンの段階でハイパスをかけています。
全ての結線が終わって音が出る様になったら、まずナビオーディオに最初からかかっている106センチのタイムディレイを全てゼロにします。
最初にここをゼロにしない状態でエージングをかけると本来の効果が得られないので、まずここから初めて、それからエージング⇒調整と進みます。
左ハンドルなので右側にコイルのストックを持って来て、音を聴きながら巻き数を減らして増やしてを繰り返して音を追い込みます。
この型式の911はスピーカーが下にある様に見えても、リスナーからすると耳に近く、通常よりはミッドのコイルの巻き数は大目の物をセレクトしました。
最後にイコライザー調整を行いますが、これがケンウッドのナビは「ここが一番いいパターン。」と思ってメモリーするとイメージが変わっていて、何度も調整とメモリーを繰り返して、メモリーした時点で良い音というある意味かけ的な調整が必要で、かなり時間をかけて最も生音に近いメモリーにたどり着けました。
自分が2台乗り継いで勝手知ったる996型ポルシェですが、最後の最後のセッティングで時間がかかりましたが、日常の足として使っていたからこそ出来るセッティングで、スカッと気持ち良く、それでいてパワフルな音に仕上がりました。
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Posted at
2017/08/20 10:35:30