弘法筆を選ばずという言葉がありますが、弘法大使の様な書道の達人は筆を選ばずとも良い字を書く事が出来るという例えです。
これと似た様な話で、有名なカメラマンがインスタントカメラで撮影して良い写真が撮れたという話もあります。
しかし弘法大使も実際には筆や道具を選んで使っていたという説もあるし、インスタントカメラで良い写真が撮れるカメラマンも優れたカメラを使えばもっと良い写真を撮る事が出来ます。
おそらく達人は与えられた条件で常に最高の仕事が出来るという例えで『弘法は筆を選ばず』という例え話があるのでしょう。
さて前置きが長くなりましたが、今日は朝から宇部店にいて、午後からGOOTブランドのハンダ機器メーカーの方が来社されました。
通常のハンダコテから産業用のハンダ機器まで幅広く扱っておられますが、今日はマツダの関連工場に寄られた後にGOOT商品のヘビーユーザーの我が社に訪問して頂きました。
1980年代からTQ −77というスイッチで15Wと90Wを切り替えて温度調整をするタイプを2007年ぐらいまで使っていて、これ1本でケーブルの端子からアンプの中まで全てハンダ付けを行っていました。
ある日福岡の工具屋さんでGOOTのダイヤルで温度制御が出来るPX -251というハンダコテを見つけて、ハンダを溶かして温度が下がっても自動で温度が上がって、作業に集中しやすいので何年かはこの機種を使っていました。
ところが使い始めて数年でこの機種が製造中止になって、同じ形の物はあるものの、基盤の細かい作業専用のパワーの弱い物で、自分の用途に合わないので困っていました。
「今使っているハンダコテがダメになったら以前のスイッチ式に戻るのか?」と自動制御に慣れてしまって、昔の技にもう一度戻ろうかと思っていたところに、福岡の工具屋さんで太洋電機さんの高額な自動制御のハンダ機器のデモンストレーションがあるという事で、行って機器を体感しました。
そして今の自分のハンダ付け用の机の前のハンダコテが4本使いで、さらに制御用の機器が4つ並んでいて、そのうち2台はデジタル制御で1度刻みで正確に温度を合わせられる物です。
今回太洋電機さんが来社されたのは最近10万円する高級ハンダコテを購入して、それが自動でハンダをどんどん送り出して来るタイプの物で、温度制御に気を使わなくていいだけではなくて、自分でハンダをささなくていいという、本当にコテの扱いだけに集中していればいいという優れた物です。
ただし太洋電機さんが想定しているハンダでななく,特殊な輸入物のハンダを使っているので、ハンダの径も材質も違うために、メーカーさんに組み立てて頂いて、きちんと使える様に設定してもらうために、まだ箱から出して使える様にしていませんでした。
そしてメーカーの担当者の方に組み立てて頂いて、後ろにハンダのロールを付けて、スイッチを押したら押しただけハンダがモーターで送られて来ます。
通常はハンダコテの所のスイッチでモーターを動かすのですが、オプションでフットスイッチを付けていて、まるでコンサートで楽器の音が繋がるかどうかをフィットスイッチでオン・オフするがごとく作業が出来ます。
年間を通すと宇部店の製作室はとんでもないハンダの量を使うので、メーカーさんが煙を吸う機器を使われたらどうですか?とサンプルを持って来られました。
宇部店もだけれど、福岡店では店頭の隅でハンダ付けをしているので、これは是非欲しい一品で、写真では2本吸入口があって、1本塞げば吸入する力が増えるそうなので、是非1カ所に1台欲しいと思いました。
しかしこの機器はよく見ると宇宙人みたいな見た目で、自分が小さい頃にテレビで見たウルトラマンの前に放送していたキャプテンウルトラに出ていた宇宙人に似ているな、と思いながら見ていました。
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2018/06/30 19:43:44