今日ご紹介する1台は、昨日の福岡店の完成車から、BMW3シリーズのセダンです。
全車異型パネルの専用ナビオーディオ付きのお車で、ベーシックパッケージの取り付けと、オプションの追加の取り付けを行いました。
現行のBMWはほとんどの車種でベーシックパッケージでもドアのスコーカー部分の交換が必要で、今回の320Iもドアの内張りを外して交換を行ないました。
ベーシックの価格表にはJBLのGX302とインナーバッフルとレインガードを含む価格が載っていて、そのため他の車種より高い設定ですが、中身はお買い得な設定となっています。
内張りを組み付けるとGX302のコアキシャルツイーター部分のオレンジが見えますが、こちらは配線がカットしてあって、スコーカーとして中音域のみを再生しています。
高音はダッシュに取り付けたATX-25で再生させて・・
前席左右のシート下のウーファーと合わせてフロント3WAYの再生として音質をアップさせます。
今回は通常はオプションのシート下ウーファーの交換が含まれていて、床に埋まっているウーファーを一度取り外します。
エンクロージャーと一体化したウーファーの薄型のユニットを取り外して、サイズを合わせるバッフルを製作して、JBLの16・5センチウーファーに交換しました。
ウーファーが純正かJBL製かでピュアコンの値が違って、通常はもっと小さい値が付くのですが、JBLのインピーダンス3オームウーファーを取り付けた場合、フロント信号がフルレンジのために3WAYのユニットをつないだ時の剛性インピーダンスが変わるので、スコーカー部分のコイルの値が上がって、何故か320番となります。
以前の取り付けでここが開いている時にお客様がピュアコンの数字を見られて、「車が320だから320専用という意味なんですね。」と聞かれましたが、動作している数字と車のグレードが偶然合っただけなので、同じ320でも取り付け条件が変われば320ではありません。
それと現行のBMW3シリーズはMスポーツとラグジェアリーで座面下の構造が違うのでピュアコンの値が微妙に違って、前期型と中期型と後期型で車両アンプの音のクセが違っていて、これを合わせると2x3で6種類のパッケージが必要で、更に2オームのセンタースピーカー付きの車両が4オームのフルレンジ車とパッケージの内容が違い、そこからMスポーツとラグジェアリーで音の傾向が違うので、同じ3シリーズでも毎回微妙な数値の変更と、バス・トレブル。フェダーの調整を行わないといけません。
そんな同じ車種が何台入庫しても気の抜けない調整も終わり、お車を一度外に出してホースでドアに水をかけて、ゲリラ豪雨を想定した雨漏りチェックを行いました。
雨漏りチェックの後は車両をもう一度ピットに入れて、エアコンが効いた中で濡れたボディーを拭き取ります。
福岡店のピットは火曜・水曜の休みの日もエアコンを切っておらず、気温24度の湿度37%の状態で拭き取りを行うので、日が照る中での拭き取りとは訳が違います。
日本の気候が段々変わって来ているので、エアコン付きピットと、雨チェックはこれからのカーオーディオの取り付けには必要だと自分は考えています。
イイね!0件
TS-T730Ⅱ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/01/07 15:02:47 |
|
映画『シン・ゴジラ』を観て来ました カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2016/08/16 14:33:11 |
![]() |
ホンダ・ステップワゴン スピーカーの音質アップ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2015/11/17 14:55:36 |
![]() |