今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業の続きで、スズキの新型ジムニーです。
純正スピーカーを使って音を鳴らして、ドアの響きを調べた後は防振作業を行い、純正の13センチスピーカーを取外し、同じ13センチサイズのJBLのP560のミッドをインナーバッフルを製作して取付けました。
車内からピュアディオブランドのSPTケーブルをひいて来て、低ロスで音を送って来ます。
新型ジムニーはスピーカーのマグネット裏にガラスを下げる時のレールがあって、あまりマグネットの大きいスピーカーは付けられません。
薄型の16センチスピーカーが無理をすれば付くという説もありますが、仮に付いても開口部が狭いので、13センチスピーカーでないと音の跳ね返りが出てしまいます。
ドア防振は外板とサービスホールと内貼り裏の三カ所に行い、新型ジムニーは外板裏が入り組んでいて、かなり苦労しました。
防振マットは細かく切って狭い場所に貼り、更に入り組んだ場所には防振メタルを貼って対応しています。
内張り裏のツルツルの部分は機械を使って粗目を付けて、セメントコーティングを行いました。
ツイーターはJBLの508型ツイーターを取付けて、ミッドに対して1クラス上のユニットを選ぶという、一時期ピュアディオで定番の組合せで取付けています。
現在はJBLのラインナップが変ってしまい、このパターンの組合せは出来なくなりましたが、確か400セットぐらいこの組合せで販売していたと思います。
仮付けで付いていたカロッツェリアのCD・DVDプレイヤーは取り外して、ナカミチのアンプレスデッキのCD-700ミレニアムを取付けました。
アンプは助手席の下に平成の初めぐらいに流行った輸入ブランドのアンプを取付けて、自分が運転席に座って聴きながら、助手席の外にいる柳井君に指示して、たまにドアを開けてゲインを動かしてもらって、また聴いてドアを開けて動かしてを何度も繰り返して、CD-700Mの出力とアンプの受けを調整していました。
フロント2WAYスピーカーの周波数レンジとインピーダンスとレベルは助手席下のピュアコンで合わせて、ブラックボックスの中身はジムニーのスピーカー位置と、アンプの特性に合わせてカスタマイズしました。
あれこれと苦労して音が決まって、現在はお客様が取りに来られるのを待っている状態です。
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Posted at
2018/08/31 11:36:50