今日ご紹介する1台は、先日の福岡店の作業から、スズキのスイフトです。
スズキ純正のパナソニック・ストラーダを装着した状態で入庫となって、スピーカーの取り付けとドア防振の作業を行ないました。
まず前後のドアの内張り4枚を外して、外板裏にベーシック防振の施工を行いました。
最初に入庫した新型スイフトを時間をかけて響きを調査しているので、響きの中心と貼る材質を示した指示書に従って作業を進めて行きます。
写真は一部加工してあり、実際には片ドア8ヶ所の貼り位置があり、前後4枚で合計32枚の防振材を貼って行きます。
そして前後4枚の内張りにセメントコーティングの施工を行い、ドアを閉めたらボコン!という軽い響きがあったのが、バフッ!というドイツ車に近い響きに変わりました。
フロントドアにはサービスホールを塞ぐ防振も加えて、16センチの純正スピーカーを外して、13センチのスピーカーを取り付けるためのインナーバッフルを製作して、スピーカー裏や端子が濡れない様にレインガードを取り付けました。
取り付けたスピーカーはピュアディオブランドのZSPーLTD15で、ZSPシリーズ初のインナー取り付けを考慮したモデルです。
スイフトのグリルから黄色いケブラーコーンが見えていて、極めたスピーカーを取り付けているというのが外から見て分かります。
ツイーターはダッシュに以前乗られていたお車で使われていたJBLのP560を移設して来て、何年も前にベーシックパッケージの購入時に買われた物が、将来的なシステムアップでもしっかりと活かされています。
ドアスピーカーとツイーターの音域分配と、レベルとインピーダンスの調整はグローブボックス下に取り付けたピュアコンで行います。
市販のパッシブネットワークはツイーターのレベルしか変えられず、ツイーターとミッドの周波数幅を自由に変えて、コンデンサとコイルの比率を変えてインピーダンスを調整して、音の音色を調整する方法は他では例が無いと思います。
生の楽器の音や歌声を表現しようと思うと、インピーダンスの微調整といううのは避けて通れない手法です。
全ての結線が終わって音が鳴る様になったら、純正ストラーダのセッティングを行います。
最近のストラーダは100センチのディレイが各スピーカーにかかっていて、そこをゼロにしてからイコライザー調整に入ります。
ドア防振が4枚にしてあるのと、ピュアディオ推奨スピーカーの組み合わせをピュアコンで調整しているために、イコライザーはほぼ動かさない所が一番生音に近く、中高音は一ヶ所動かしただけでも生音から外れるというぐらい整った状態でした。
パッと見は純正と全く変わらない見た目のドアですが、片ドア3面のフル防振と、ZSP-LTD15の取り付けで、驚く様な自然なサウンドが再生出来るスイフトに変身しました。
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