今日ご紹介する1台は、先日の宇部店の作業から、プジョー3008です。
異形パネルの専用ナビ付きのお車に、スピーカーの取付と防振などの作業を行いました。
ドアの内貼りを外して、入り組んだ外板裏に防振マットと防振メタルを貼り合わせました。
サービスホールは特殊な構造で、先々のメンテナンスの事を考えて何も施工せず、外板裏と内貼り裏の2面の防振を行う事にしました。
ツルツルの内貼り裏の表面を加工して粗目を付けて・・
セメントコーティングの施工を行いました。
内張りの表面にはアウター・スラントのバッフルを製作して、ピュアディオブランドのZSP-LTD15を取付けました。
左側はグローブボックスが出っ張っているので、工夫が必要でした。
ツイーターはピュアディオブランドの新製品のATX-30をJU60用のワイドスタンドに入れて取付けています。
よくお客様から「寸法がJU60と同じなら、名前はJU30にすれば良かったのでは?」と聞かれる事がありますが、JUの意味はJBLのユニットという意味なので、そこはJUには出来ませんでした。
これまでのATX-25とJU60しかラインナップが無かった頃から比べると、中間にATX-30が増えただけで随分と選びやすくなりました。
実際には材質など選ぶのに何年もかかっているので、散々組合せを考えての最終結論というところでしょうか。
ピュアコンはグローブボックス下に合計8ピースの構成で設置して、複雑なスロープを作って高音質を表現させます。
JU60ツイーターはブラックボックス4連使用を前提としていますが、ATX-30は4連ブックス推奨で、2連ボックスでも使えない事はないですが、4連でフルスペックの状態になりますというご説明で販売しております。
プジョー3008では普通のドアスピーカー位置に比べてややリスナーの耳に近い所にミッドが付くので、ピュアコンのミッドの上限周波数を決めるコイルの巻き数をやや多めにして、ツイーターとの音の重なり方を調整して、絶妙な音のバランスを保っています。
コイルの巻き数を変えるというと、アナログ的で遅れている様なイメージもありますが、実際にはイコライザーやDSPでは調整出来ない部分を合わせているので、自然で聴き易く、生の声や生の楽器の音に近い状態を表現する事が出来ます。
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Posted at
2018/12/28 09:19:16