井川ブログの不定期シリーズの『お客様の質問にお答えして』は、12月に書き込んだ次が2月で、2月に2日続けて書き込んだ後に2ヶ月何も無くて、今日久しぶりの書き込みとなります。
まず最近ご質問が多いのが、サウンドピュアディオはパイオニアのサイバーナビを推奨していて、デモカーはサイバーナビか楽ナビなのに、なぜそれらより高性能と言われている『サイバーナビ・Xシリーズ』を推奨していないのか?という事です。
電子パーツは標準機よりも高い物を使用していたり、金属ケースの周りは銅メッキで覆われていて、オーディオ評論家の先生も絶賛しています。
高性能パーツは別にして、銅メッキシャシーについてはサウンドピュアディオは以前から推奨しておらず、DEHーP01の1DI Nデッキでは銅メッキを剥がす作業を行なって音質を自然にするという作業をしていたぐらいです。
ただし横の部分は銅メッキが剥がせず、銅メッキの効果が残っていて、100%銅メッキではないデッキと同じ音色にならないというデメリットもありました。
サイバーXの銅メッキを剥がして高性能と素直な音質の両方を手に入れたいというお話も頂きましたが、剥がせない部分が2DI Nなので10センチも有って、P01の倍もあるために、サイバーXでは銅メッキ剥がしという作業は行わず、販売も推奨も行わないという方針です。
先日FM福岡の『サウンドピュアディオ・プレゼンツ 音解(オトトキ)』の番組を聞かれて来店された方が、その中で自分が「出来ればナビはディーラーで取り付けてから来店して下さい。もし選択出来るのならパイオニアの楽ナビかサイバーナビか、アルパインのビッグXを選んで下さい。」と言っているのを聞かれて、新車を購入されてディーラーで最も高いグレードのサイバーナビ・Xシリーズを付けて来られた方がおられました。
番組ではまさかディーラーでXシリーズを販売しているとは知らずに、「Xシリーズは音にクセがあるので避けて下さい。」と言っていなかったので、推奨しているサイバーナビの上級モデルというという事で選ばれた様です。
運悪く井川ブログは読んでおられなかったので、銅メッキシャーシーで音が不自然になるというのをご存知ではありませんでした。
かなり時間をかけてセッティングして、あーでもない、こーでもないと頑張ったのですが、音のキレはノーマルモデルよりも良いのですが、それが実際の音を超えていて、多くのボーカリストに直接お会いして生の声を聞いている自分からしたら、明らかに音を作っていて、本人とは違う声に聴こえるから不自然に感じるのです。
昨年の5月にJR博多駅前にデモカーを置いてデモンストレーションを行なった時に、「自分はこれまでカーオーディオ のコンテストで何度もトロフィーを取って来た。」と言われる方が来られました。
高音質と書いてあったので、「どれだけ音がいいか自分が聴いて評価する!」と言われたのですが、音を聴いて「これのどこが音がいいんだ! 人の声が普通に聴こえるじゃないか!」と言われました。
「ああそうですか。」と自分は早く立ち去ってくれないかと思っていたのですが、ふと思ったら、それってご自分の車は人の声が違って聴こえるていう事では・・
つまりこのブログで書いている、実際の音よりもキレがあり過ぎて不自然という表現がピッタリ合っているという事ではないでしょうか。
そんな訳でサウンドピュアディオは評論家の先生の褒めている商品を良いとは認めず、パイオニアの普通のサイバーナビは推奨しても、サイバーXは推奨しないし、販売する事もありません。
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Posted at
2019/04/24 20:41:09