この前朝早くテレビをつけたら、焼酎の仕込みでクラッシック音楽を聴かせたら、味が良くなるという番組をやっていました。
焼酎の仕込み中に趣味の音楽をラジカセで聴いていたら、偶然スピーカーに近いタンクだけ発酵が早くなったそうです。
そこでタンクに向けて意図的に音楽を流したら、発酵期間が短くなって、更に味が良くなるという一石二鳥的な効果が得られたそうです。
レポーターの方が試飲されたら、確かに音楽を聴かせていない焼酎よりも味がまろやかだそうです。
発酵も6日が5日に短くなるという事で、自分の仕事でスピーカーの鳴らし込みのエージングという作業で、ある音楽の組み合わせを使えば短時間で最も効率の良いエージングが出来るというノウハウがあります。
現在サウンドピュアディオでは新品のスピーカーには複数の異なるジャンルの音楽を聴かせていて、それでお客様に納車する時にはなるべく新品の荒い音でお渡ししない様に努力していますが、現在のカーオーディオ用のエージングの曲選びは、何年もスポンサー活動を行なったお礼に東京のレコーティングスタジオに招待された時に、録音エンジニアの方が行われている手法を横から見て盗んで、カーオーディオ 様にアレンジして、門外不出のノウハウとなっています。
以前札幌店に行った時に、お客様の車の音を聴いて「これエージングしていない様な・・」と言ったら、「きちんとエージングしてあります。」と言われるけど、どう聴いても宇部店・福岡店のエージングと効果が違っていました。
それは同じ曲順をCDRに焼いたコピー品を使って楽をしていて、1枚かければ指定の楽曲が全て再生出来るという楽なもので、しかし楽曲ごとの適正なボリューム位置を合わせる『目利き』いや『耳利き』をしておらず、こちらとは同じ効果が得られていないという事がありました。
自分はCDを交換した時にボリューム位置を変えて適正にエージングを行なっています。
その前に宇部店でもうちの長男が何枚かのうちの1枚CDに傷を入れて再生出来なくして、それで代わりに他のCDを2回かけて時間を合わせたら、自分が聴いて一発で分かって、「これは曲順通りにエージングしていない!」と直ぐに手抜きが分かりました。
本当に良い音を再生するには時間短縮出来る部分と、手間をかけないといけない部分が混じっていて、手間を惜しむと効果が半減以下という事もあるので、確実に手順を守らせるという事が重要になり、焼酎よりも音を使ってスピーカーの味(音)を良くするのは大変です。
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Posted at
2019/04/26 20:28:11