宇部店では1・2年に一度消防署が検査の類いで来る事があるのですが、その時は何故か大きな消防車でやって来ます。
別にこんな大きな車で来なくても、他に車は無いの?思いながら見ていたら、どうも日頃から動かしておかないと調子が分からないからみたいです。
専務が消防署の人に「これってリッター何キロぐらい走るんですか?」と質問していて、ディーゼル車で軽油で3キロから4キロぐらいだそうです。
「燃費が悪いですね。」と専務が言ったら、「常に2トンの水を積んでいますから。」と、消防署の方が答えられました。
肝心の調査の方は、消防署が持って来られた書類に『370度でハンダ付けしている』と書いてあって、「こちらの方で分かっていますから。」と言われて、「あれ?電子制御のハンダ小手は365度に設定しているのに?」と思ったら・・
どうもハンダ槽の温度をブログで何度も370度と表示しているから、それを見られたのだろうと思いました。
ただ普通のハンダ付けよりも高い温度で純度の高い材質を付けて、その後で急冷却をかけて固めているのと、グッドのブランドの太洋電機さんも年に何度も来られて使用状況に問題は無いと言われているので、別にひかかりはしませんでした。
このハンダ槽は370度温めて表面に不純物をあぶり出して・・
それを救い取って綺麗な部分にスピーカーケーブルの末端を漬けて焼き入れするという物で、ここの漬け込みと急冷却のタイミングで音が良くなるかどうかの、まるで昔の刀の名刀の職人みたいな技が必要になります。
ここでは純度が高くてヤニが入っていないハンダが必要で、そんなハンダはあまり売っていなくてどうしても漬け込みをしたいのにハンダの量が足らなくなって、ハンダ槽の半分くらいで焼入れを行うと機械のヒーターが焼き切れそうになるので、たまにヤニ入りのハンダを槽に大量に入れたらとんでもない煙が出てしまい、それが隣の片山タイヤさんの方に行き、カタヤマさんにはよく消防署の車がタイヤ交換に来ていて、何か怪しい事をしている会社に思われても仕方ありません。
まめにヤニ無しのハンダを用意して、もう変な煙は出しません。
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ドライブ | 日記
Posted at
2019/06/03 19:12:42