宇部店に来られたお客様からよく頂くご質問で、「JBLのホーム用スピーカーをチューニングして沢山並べていますが、なぜ市販しているスピーカーをそのまま使わないのですか? 以前は市販のスピーカーをそのまま使っていたのではないですか?」と聞かれる事があります。
以前はB&W製のスピーカーをモニター用として使用していたのが、何度も会社の経営が変わって、その度に方針が段々とずれて来て、気が付いたら音にかなりクセが付いて来て使わなくなっていました。
以前東京のレコーディングスタジオに行った時に、エンジニアの方に「なぜB&Wを使わないんですか?」と質問したところ、「以前のモデルは使っていたけど、あまりにクセが強くなったから、今は使っていません。」という答えが返って来たので、自分の感覚が間違いなかったんだ!と確信しました、
その一方で現在レコーディングスタジオや放送局で使われているスピーカーは普通に入手する事が出来ず、スピーカーとアンプはセットになっていて、そのアンプにはミキサーの出力を入れる事が前提で、スタジオコーディネーターから取り付け・セッティング費込みでしか買えないという事です。
そこでJBLのスタジオモニターと言われている4319と4312Gを購入して、その2台の良いとこ取りのスピーカーを作って、それで現行のスタジオ専業メーカーの様なスピーカーを作ろうとしています。
これが魂ならぬウーファーを抜かれた4312Gで・・
左が4319のツイーターをJU60に交換して、スコーカーはZSP-LTD15にして、更にウーファーが4312Gに替えてあるという物です。
右は過去の名器を再現した限定モデルのL100クラッシックのツイーターをJU60に替た物で、ノーマルモデルに比べたらかなり現行のスタジオ用スピーカーに近づけたつもりです。
ただ本物のスタジオ用スピーカーと比べると今ひとつで、まだまだ手を入れる余地が有ります。
ちなみにミキサーの上に乗っている小型のスピーカーは入手が可能なので・・
それを入手して分解して、ZSPーLTD15を組んだエンクロージャーに埋め込んで、ホーム用のアンプに繋いでテレビの音を聴いています。
1990年代はスタジオ的な音が出る市販のスピーカーが有ったのでこんな苦労はしませんでしたが、2000年代になってからはほんとクセの強いスピーカーばかりになり、ホーム用とスタジオ用に大きな隔たりが出来ています。
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Posted at
2019/09/24 09:01:18