最近はコロナウイルスの影響で外出を自粛しないといけなくて、自宅で音楽を聴きたいと言われる方が増えて、連休前にはホームオーディオに関する仕事がかなり増えました。
ただし普通のホームオーディオの音ではなくて、サウンドピュアディオのカーオーディオで鳴っている様な、いわゆるプロサウンド的な音で聴きたいと言われる方の需要が増えて来ています。
ただこれまでのチューニングベースになるスピーカーの手元の在庫が無くなってしまって、次期モデルのベースの選択をこの連休中に行って、自分は1日趣味の事をしたら次の日に仕事をして、昨日も趣味の事をしたので、今日はチューニングベースのスピーカーに本格的に手を入れて行きます。
これからチューニングするのはJBLの4312MⅡで、いかにも昔からあるJBLの3WAYスピーカーのデザインです。
ただ大きさは30センチウーファーの一般的なJBLの3WAYスピーカーに比べたらかなり小さくて、13センチのミッドバスを使った3WAYスピーカーです。
もう2年ぐらい前からこのスピーカーをベースにして次期主力モデルをという話を自分はしていたのですが、このサイズで3WAYだとスコーカーを鳴らさずに2WAY化した場合に、鳴らないスコーカーがそのまま付いていてもおかしいし、そこを外してフタにしておかしいし、スコーカーを活かして3WAYにした場合はツイーターのレンジを極端に狭くしないといけないから、音的にメリットがあるかなど議論して来て、そのうち2WAYのベースモデルにいいスピーカーが出るだろうと待っていても、極端に安くて質の悪い品か、ベースモデルに適していてもこの価格でこの音ならチューンした時の販売価格がこれまでの物よりも音が同じで極端に高くなるのでそれもダメでと、もうこれ以上待っても思う物が出ないのなら、以前から議論している4312MⅡで試作品を作ろうという事になりました。
デザインは既にチューニング済の4319と同じ色合いで、ツイーターとスコーカー縦ではなくて横に並んでいるので、左右の識別がしやすい様に左右別々の配列の物があります。
これは右用の物で、そういえば昭和の時代にカーオーディオはリアトレイに箱型スピーカーを付けている時があって、2WAYや3WAYのツイーターが内側になる様に付けないといけないのを、量販店やタイヤショップが内側に付けている車をよく見かけました。
音に広がりが無いと、フロントスピーカーを付けて欲しいとかなりの数のお客様がみえましたが、フロントスピーカーを取り付けて、プラスリアのスピーカーの内と外を変えたら、みちがえる様な音に変わっていたのを思い出しました。
後ろの製作室に4312MⅡを持って行って、まずは13センチのミッドバスを取り外すと、入力ターミナルの裏にコイルがあり、接続されているコードはかなり細い物でした。
これはマグネットの近くにあるからケースに入れて外に別な物で出そうかな?と思っていたら・・
マグネット裏に防磁の鉄カバーがしてあって、まあここでもいいかなと思いながらも、コイルの大きさはノーマルよりも大型で上質な物に換えるのと、将来的にZSP-LTD15にユニットを換えたいという方も出て来るでしょうから、外に出す事にしましょう。
穴から上を見上げると中高音用の別な基盤があって、これを取り出すためにかなり分解していかないといけません。
ツイーターとスコーカーのレベル調整のつまみがありますが、これは上の方のモデルでも音の新鮮さを落とす原因になるので、プロサウンド的なベストな音になったら、ここはパスする様にします。
ツイーターは以前カーオーディオであった物と全く同じ振動板で・・
でもカーオーディオ用はかなりの耐久性を必要とされているので、ホーム用の方が質素な作りとなっています。
スコーカーはマグネットが大きく見えますが、これは防磁して中のコイルに影響を与えないためで、これを活かすか、使わずにツイーターのグレードを上げて2WAYにするかが分かれ道です。
現在30センチウーファーモデルを使ったJBLスピーカーのチューニングはありますが、あまりに大きくて、パソコンの横に置くのは16・5センチでも大きいので、10センチか13センチの物で音の良いスピーカーを作って欲しいというご要望を沢山いただいております。
近いうちに皆さんに良い報告が出来ます様に頑張ります。
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