昨日宇部店に新しいテスターが3台届きました。
先日これまでに入庫した事が無かった車種の開発で、ピットのテスターを使っていたら、元々判定に多少の時間がかかるのが、根元の接触が悪くなって更に時間がかかって判定が不正確だったので、「自分の机の上の青いテスターを持って来て!」と言って、自分の机の上で製作物の導通を調べるために買っていた物を使ったら、これが外箱に『高速応答』と買いてあるぐらい反応が良くて正確でした。
値段はこれまで使っていた物の倍以上で、2台宇部店で使って、残り1台は福岡店で使います。
1台1台中を開けて電池を入れてテストしたら、何と電池は4本入り、保護用のヒューズは大きくてロスの少ない物を使用していました。
先月はアンプのアースを落とす部分が良いかどうか判定する抵抗計を買っていて、これはテスターと違って抵抗の測定しか出来ないのに11万円もします。
ボディーアースの抵抗が0・01以下の桁で正確に表示されます。
ただ昭和50年代からカーオーディオの取り付けをしている自分からしたら、直感というか、これまでの経験からの目利きで良いアースポイントを見つけていて、息子の時代になったら測定器が無いと良いポイントが見つけられないのか?と思う事もあります。
ただし自分が20代の前半の頃はデッキの出力ボルトが平均で0・5Vで、現在の5Vのデッキと比べたら10分の1で、それをアンプの入力ゲインが今の10倍感度が高い訳ですから、アースポイントが悪ければヒュイーンとオルタネーターノイズが入り、お客様に納車出来ない訳ですから、かなり鍛えられました。
それが息子の時代は最初から5V出力の入力感度が10分の1ですから、「アースのポイントぐらい目利きで見つけろ!」という方が無理な訳です。
でも問題を見つけるのに時間ばかりかかっても仕事の進行が悪いだけで、「これだけ時間をかけて取り付けしました!」と言っても結果が同じなら早い方が良いわけで、自分が経験から目利きで見つけていた事を正確な測定器で短時間で結果を出すという考えで、こういう機材で費用対効果を上げています。
もう一つこの時期なるとうちの業界で出てくるのがピットの暑さ自慢です。
「こんなに暑い中、頑張って仕事をしています!」はもうやめて、エアコン付きのピットで「お客様のお車を大切に扱っています。」の方が、お客様に喜ばれると思って、30年ぐらい前からエアコン付きピットを導入しています。
1999年からは100Vの家庭用エアコンはあまり冷えないのでやめて、200Vの業務用エアコン2台で冷やしています。
それでも200Vの業務用のエアコンも年々効きが悪くなって来たのと、地球温暖化のせいかこれまで以上のパワーが必要になって、一度買い換えています。
良い音を表現するには、良い設備と良い環境が必要だと考えていて、その考えに共感して下さるお客様がおみえになっています。
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Posted at
2020/08/18 21:49:55