よく「あの店は高そうで、敷居が高くて入りにくい。」と言われる方があります。
夏に福岡市の天神に新しくレクサスのディーラーが出来て、夜前をある人と通っていたら、「レクサスの店って敷居が高くて庶民は入れないよね。」と言われていました。
確かにショールームの中に1000万円を超える車が入っていて、リボンがかけてあれば、「こんな高い車をプレゼント出来る人ってかなりのお金持ちでしょう。」と更に庶民は入り難くなります。
このレクサス店の様な高級店に『敷居が高い』という表現は、実は本来の日本語としては完全に間違っているという事をご存知でしょうか?
この敷居を高く感じるのは、価格や格式が高くて自分が入る様な店では無いから入りにくいという意味が現在では広く使われていますが、本来は「その場所やそこにいる人に不義理をして入り難い』という使い方が正しいのです。
だからいくらレクサス店が高く見えても、レクサス店に不義理をした訳ではないので、『高そうで自分には合いそうもないから入り難い』が正解です。
夏に天神にレクサス店が出来たら、今度は秋に福岡市東区香椎のトヨタカローラの向こうに新しいBMWのディーラーが出来ました。
認定中古車50台屋内展示とのぼりが出ていて、元々何階か建のコインパーキングのスペースを使ってお客様駐車場と中古車展示場となっています。
ここのコインパーキングが無くなったために、香椎の住民は駐車場が減って、自分はたまにマンションに他の家族が先に駐車場を使ってコインパーキングを探す時に、かなり遠くまで止めに行かないといけなくなりました。
だから敷地面積は少なくても、このディーラーは膨大な中古車展示場を持っています。
ちなみにこのディーラーは自分が740eを買った店と同じ系列で、今度からここでメンテナンスをすればかなり便利になります。
今日ここの前を妻と遠った時に、「もうこの店に行きました?」と聞かれたので、「いや、敷居が高くてちょっと行っていない・・」と答えました。
そこで妻が「今7シリーズに乗っていて、そんなに高級感がある訳じゃないから、敷居が高いっていうのはおかしいんじゃないの?」と聞き返されたので、「敷居が高いというのは、本来そこに不義理などをした人が行き難い場合を言うのです。」と、私の例のうんちくが始まりました。
実はお客様からある輸入車のディーラーを紹介して欲しいと言われて、自分と親しいセールスマンの方を紹介したのですが、その前にBMWで商談をされていて、ここの店のオープンの時ぐらいのタイミングで納車みたいな話を香椎から離れた場所のBMWディーラーでされていたみたいです。
それを知らずにホイホイと紹介して、香椎にオープンしたのに非常に行き難い状態です。
これが本当の敷居が高くて行き難いという、正しい日本語の使い方ですが、もう日本の常識として『価格や格式が高くて入り難い』が敷居が高いが定着している気がします。
ブログ一覧 |
ドライブ | 日記
Posted at
2020/10/20 20:50:40