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イイね!
2020年12月22日

FM福岡 開局50周年


FM福岡は今年の6月1日で開局50周年を迎えました。

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先日FM福岡から『FM福岡50年のあゆみ』という本が送られて来ました。

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本来なら6月に大々的なイベントが行われないといけなかったのですが、コロナウイルスの影響で特にイベントは無く、毎年5月の後半に行われる『A級グルメ 大食覧会』の中止されました。



自分は今年の初めにFM福岡の自社提供の番組の中で、FM福岡との出会いと今の仕事について話した事があり、この本が送られて来た時に、開局当時の事を思い出したので以前のトークでどういう話をしたのかという事を書き込みます。

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FM福岡が開局したのは1970年の6月1日で、自分は1960年の6月2日生まれなので、10歳の誕生日の前日にFM福岡が開局しました。

自分は9歳の時に父が持っていたAMの携帯ラジオを聞いて、それから毎日AM放送を聞く様になりました。


10歳の誕生日の前に父にFM・AM付きのカセットテープレコーダーが欲しくてねだって、誕生日の2週間前にはもう買ってもらっていました。


そのソニー製のラジカセにFMのワイヤレスマイクで電波を飛ばして、弟や友達とどこまで届くか試していて、20メートルか30メートルしか飛ばなくてガッカリしていました。


ある日いつもの様にワイヤレスマイク遊びをしていたら、かすかに聞こえる弱い電波で音楽が流れ続けている周波数がありました。

「これは何だ?」と思いながら田畑を歩いて、その電波に近づいたつもりが、どこまで歩いても同じような電波の入り方で、何が何だかわかりませんでした。


それから数日が経つと、その電波はFM福岡が開局する前の試験電波だという事が分かり、しばらくしたらアナウンサーの声が流れて来る様になりました。


ちなみに当時住んでいたのは山口県の美祢市で、北九州市の皿倉山にあるFM福岡の中継局からの電波で、80・0メガヘルツで当時は80・0メガサイクルと呼ばれていました。


もし自分の誕生日が7月で、6月の終わりごろにラジカセを買ってもらっていたらFM福岡の試験電波は聞いていなくて、しかも山口県でもFM福岡の電波がかすりもしない地域も多いので、この2つの偶然でFM福岡の開局を50年前に知る事となりました。


ただ美祢市の自分が住んでいた所はFM福岡の電波が届くのは届いても、ノイズ交じりであまりクリアーには聞こえず、ロッドアンテナの先に銅線を巻き付けて延長して、それで感度を上げようとしたのですが、伸ばし過ぎると逆に感度が悪くなって、そこは10歳の子供なので波長に合わせるという知識がありませんでした。


翌年に小学6年生になった時に、これまで通っていた小さな小学校が廃校になり、バスで遠くの大きな小学校に通う様になった時に、車に無線のアンテナが付いている先生が終われて、よくそのアンテナをじっと見ていたら、先生が「井川君は無線に興味があるのかね?」と聞かれて、ラジカセのアンテナの先を延長してもうまく行かなかった事もあり、電波の根本的な事が知りたかったので、ハイと答えて、アマチュア無線の資格の取り方を教えてもらいました。


学校の勉強はしなかったものの、電波の波長計算とか、トランジスタはとか、プッシュプルの増幅回路とか、今考えたらそうとう難しい内容も、好きこそ物の上手なれで覚えて、試験は現在の四者択一ではなくて空欄に答えを書き込む筆記式で、その数ケ月後には四者択一になって、当時は「あれだけ難しい勉強をしたのに、こんなに簡単になって次から次へと免許に受かる人が増えて・・」と、ちょっと不満でした。

所が小学生の頭が柔らかいうちに難しい理論を覚えた事が後にプラスとなり、電波とオーディオは周波数が違う物の波を扱うという部分では全く同じで、電子回路の根っこをしる事は、オーディオの仕事をしていてかなりプラスになりました。


中学・高校とあまり勉強はせずに遠くに電波を飛ばす事に明け暮れて、マイクの声を相手にきちんと聞こえる様に回路を使って音を整えて、考えてみたらそこでもオーディオの基礎知識が付いていて、カーオーディオ業界でも他にない独自の発想はそこから生まれています。


高校を卒業したころに一つの転機を迎えて、それは就職して車を持った事で、移動しながら音楽が聴けるという、これまでに体感した事のない世界にはまりました。


当時はレコードからカセットテープに録音して聴くか、お店で最初から音楽が入っているミュージックテープを買うかの2通りで、自分はそのどちらでもないボリューム付きのFMチューナーとセパレートのアンプを買って、それにスピーカーをつないで鳴らすという、普通は誰もやらない方法で音楽を聴いていました。


そこで出て来るのが無線の技術で、145メガの4分の1波長のアンテナと、51メガの4分の1波長のアンテナの部品を組み合わせて、80メガの4分の1波長アンテナを作って、それでFM福岡を聞きながら走るというやり方で、普通の車で聴きくFM福岡よりかなり良い音で受信していました。


そのうち趣味は無線から離れて行って、完全にオーディオになって、知らないうちにオーディオで生計を立てる様になっていました。


しばらくすると山口県にはFM山口というFM局が出来て、苦労せずに車に付いているアンテナでもFMが安定して受信出来て、FM山口が開局して1年ほど洋楽のノンストップものの番組を企画して、自らDJで喋っていました。


当時はFM福岡で洋楽のノンストップものの番組があって、それがFM山口にもネットされて流れていて、後にFM福岡で番組を持てる様になった時に、「昔FM山口で洋楽のノンストップをやっていましたね。」という話が出て来て、「あれは自分がやっていたんです。」と答えた事がありました。


FM福岡でサウンドピュアディオ提供の番組が始まったのは2006年の秋で、当時はゲストが福岡に来られた時に単発で番組を作るという方式で、2008年にFM福岡の新社屋が出来たので、自分が幼い時に聞いていたFM福岡のスタジオでは1年ちょっとのお付き合いでした。

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そして今年の6月1日でFM福岡は50周年となり、翌日の6月2日は自分が60歳となり、かなり間は省きましたが、FM福岡と自分の50年期を大急ぎで書き込みました。

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残念な事はコロナの影響で何のイベントも行われなかった事で、来年こそは5月のA級グルメ大食覧会が行われて、そこに再び『音のA級グルメ』というこじつけで、デモカーを並べて多くの方に実感して頂きたいと思っています。


今年の初めのFM福岡の放送の中でも言っていますが、もし自分が山口県でもFM福岡が全く受信出来ない地域に住んでいたら、サウンドピュアディオは存在していなかったかも知れないという事で、自分を育てて頂いたFM」放送に、スポンサーという形でこれからもお手伝い出来たらなと思いながら、今日のブログを書き込んでいました。

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Posted at 2020/12/22 11:38:12

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